2017年10月1日(日) 第36回関西さるく会の下見を行いました

上段左から幸せの黄色いポスト、橿原神宮、特大絵馬、さざれ石、橿原考古学研究所博物館、神武天皇陵、旧高取郡教育委員会、今井町環濠と今西家、米谷家(NHK:朝が来た・ごちそうさんロケ地)、反省会会場

第36回関西さるく会「奈良・橿原神宮さるく」の下見を実施しました。メンバーは福地さん(19回生)、伊藤さん(24回生)のご主人、長岳さん(25回生)、森さん(34回生)と手嶋(23回生)です。10:00に橿原神宮前に集合。「幸せの黄色いポスト」を見ながら参道を進み、大鳥居をくぐって玉砂利を歩き橿原神宮へ。「日本書紀」において、日本建国の地と記された橿原。初代天皇である神武天皇と皇后が祀られています。ようこそ日本のはじまりへ。見どころは本殿と神楽殿、神武天皇御一代記御絵巻、そして、さざれ石。絵巻は、神武東遷の軌跡を描いています。さざれ石は、国歌に出てくるあのさざれ石です。国民が結束して岩となって苔が生えるまで末永く栄え平和でありますようにとの願いが込められています。

清々しい気分になったら、次は、橿原考古学研究所付属博物館。ここの展示物は国宝となっている出土品が多数あって見ごたえがあります。旧石器時代、縄文、弥生、古墳時代、さらに飛鳥、奈良、平安、鎌倉、室町時代まで橿原考古学研究所が1938年以来行ってきた発掘調査の出土資料が展示されています。お薦めの博物館です。さるく会当日はガイドさんに解説していただく予定です。

続いて、神武天皇陵。第一代天皇のお墓です。過去のさるく会でも色々な天皇陵を見てきましたがさすがに大きい陵です。

最後は、かつて「大和の金は今井に七分」といわれるほど繫栄した今井町を散策。今井は中世荘園の環濠集落から一向宗(浄土真宗)の道場(称念寺)を布教拠点として誕生。都市計画のもと寺内町として発展。その後一向宗は織田信長と敵対。本願寺の降伏に伴い今井も武装を放棄。江戸時代になると商業都市として発展し、「海の堺、陸の今井」と言われるほど活気に満ち溢れていました。幕府領として支配され自治的特権が認められ大いに栄えました。その町並みが随所に残っています。江戸時代の風情をゆったりと歩きましょう。

その他、久米寺や航空母艦「瑞鶴」乗員の追悼碑にも立ち寄ったのですが、時間的にも距離的にも無理がありそうなのでさるく会当日は割愛させていただきます。

そして、反省会の場所探し。今井町を出たすぐの位置に手頃な店を発見。仮予約をした後、冷たいビールでのどを潤して下見終了。最寄りの駅も徒歩3分でした。

当日の頃になると気温ももう少し下がり絶好のさるく日和なるでしょう。

皆さん、また奈良・橿原でお会いしましょう。(23回生 手嶋)