No28 太田澄子 19回生 「私の故郷」

私の生まれ故郷は、東シナ海に面した野母崎半島の先端に近い高浜という所です。

世界遺産の軍艦島(端島)が目の前に見えます。私が小さい頃は、毎朝野菜を積んだポンポン船が島まで通っていました。(端島は昔、高浜村に属していた)

また「日本の渚100選」に選ばれた高浜海水浴場もあって、小さい頃は家から水着のままで泳ぎに行ったものです。長崎へ続く海岸線の道路は、今でも変わらず私の大好きな景色となっています。

当時高浜には高校がなく、長崎市内の高校に通う必要がありました。公立高校としては、長崎東か長崎南が選択肢としてありましたが、私はすぐ上の兄が在校していることもあって、東高を選択しました。学校は長崎市内に野母崎町が建てた寮があり、そこから通いました。

関西に住むようになって50年近くになります。帰ることが少なくなった故郷ですが、いつまでも変わらず美しい町であって欲しいと思います。

次は同期で北海道に住む喜田信代さんにお願いしたいと思います。