2024年8月25日(日)第78回関西さるく会「神戸港クルーズさるく」紀行文

8月25日、曇り空の天気予報に反し、神戸は青空が覗いていました。この日大阪の一部ではゲリラ豪雨のためJRの電車が遅れ、さるく会も集合場所の元町駅を20分遅れての出発となりました。20名の参加者(再開後初めて)は久しぶりのようです。

日中は暑くなりそうな中、当初予定の神戸海軍操練所跡地を省略して、震災メモリアルパークへ。阪神淡路大震災が生起して来年1月で30年になります。震災の状況と教訓を伝える施設に、今各地で起きている様々な災害と合わせ、改めて危機への備えをしておくことの重要性を感じました。

【震災メモリアルパーク】

潮風と海の香り、開放的なみなとの景観に、街中にない壮観さを感じながら、モアイ像に似た神戸海援隊の石造りの五体を見て、「BE KOBE」のモニュメントへ。 このフレーズは震災20年を経て、市民からのアンケートや思いを語り合う「場」の中から、神戸の思いを世界に発信するロゴとして生まれました。今ではSNSなどでの映えスポットとして絶大な人気があります。

【メリケンパーク】

【BE KOBEモニュメント】

暑いから早く涼しいところへ!の声に押され、クルーズ船の発着場「かもめりあ」へ。

【クルーズ船乗り場】

11時45分発のロイヤルプリンセス号の船内で出航前の昼食です。広げた弁当が畳まれる頃、船はゆっくりと岸を離れました。船内の案内放送と合わせ、甲板からの景色は神戸港の工場群、修理中の潜水艦、神戸空港、六甲の山並みや市街地など・・・次々に飛び込んでくる映像と船上の潮風は、普段味わえない感覚と心地よさを感じさせてくれました。

神戸ベイクルーズ万感なり!!

【神戸港クルーズ】

本日のメイン行事(最後にもメインが・・・)を終えて地上へ。この暑さに参加者バテバテです。予定のコースを変更して日陰のある道を選択。ここからの先導役は、神戸在住のMさんです。JR神戸駅から延びる元町商店街のアーケード下を通ることで陽を避けます。

途中横に逸れて南京町へ。お馴染みの豚まんや小籠包の有名な店、中央広場の十二支像が十三体などを紹介。触れると幸せ、金持ちになれるという女の子の来来(ライライ)、男の子の財財(サイサイ)のお金の神様像に、ある人達は触れ金持ちになれるよう祈りました。

【南京町】

再び元町商店街へ。最後は商店街の終い近く、ちょっと横道に逸れた所にあるお店で有志によるお茶酒(ちゃけ)会です。久しぶりに参加の皆さんの近況などに花が咲き、和やかな雰囲気の中解散となりました。暑い中全員無事に会を終えることが出来幸いでした。

【お茶酒会】

(19回生 太田記)