2025年3月23日(日)第85回関西さるく会「京都 大原さるく」紀行文

京都市営地下鉄国際会館駅に15名が集まりました。天気は晴れ、最高気温24度の予報の中、京都市北東部にあたる大原地域をさるきました。
まずは、国際会館駅からバスに乗り大原に向かいました。バスは満席、桜咲く翌週だったら乗れなかったかもしれません。大原バスターミナルで下車、ここから最初の目的地「三千院」「宝泉院」を目指します。土産物屋を左手に見ながら、急な坂を約20分上り目的地に到着。
三千院」は最澄上人が比叡山延暦寺建立の際、草庵を結ばれたのに始まり、代々皇族が住職を勤めた宮門跡となっています。お堂に納められている「阿弥陀三尊像」は国宝、「有清園」は回遊式庭園で光が差し込む杉木立の中、一面の苔は見応えがありました。残念ながら、歌にある恋に疲れた女性は発見できず、次に移動しました。
宝泉院」は法要儀式に使用されるお経に節がついた、声明(しょうみょう)由来の寺院です。玄関を上がったところにある石盤は、声明の音程を確かめるための石の楽器で、叩くと澄んだ美しい音色がしました。柱を額縁に見立てる「額縁庭園」の樹齢七百年の五葉松は圧巻でした。抹茶と和菓子をいただきながら見ていると、19回生Fさんが「私、昔きたことを思い出したわ!」その時は、樹齢六百五十年だったようです。他に、伏見城で亡くなった徳川武将たち供養のための血天井、水琴窟などいろいろ楽しめました。

【01_三千院①】

【02_三千院②】

【03_三千院付近】
1時間はあっという間に過ぎ、来た道を戻ります。下り坂なのでスイスイと児童公園まで移動。昼食としました。

【04_公園で昼食】

公園から15分程で「寂光院」に到着。門前のしば漬け屋さんでちょっと試食してから拝観開始。「寂光院」は、聖徳太子が父・用明天皇の菩提を弔うために建立されたと伝えられています。代々高貴な家門姫君らが住持を勤めてきた尼寺で、有名なのは第三代の建礼門院です。建礼門院は壇の浦で滅亡した平家一門と、わが子安徳天皇の菩提を弔い、終生この地で過ごしました。今回はお寺のスタッフがより詳しく説明してくれました。帰りはしば漬け屋のおばあちゃんに「さっき試食した人たちやねぇ~」と声をかけられ、何人か買い物をしました。さすが大原女です。戻る途中で、遠景ながら大原女衣装を着た若い?女性を発見したひともいました。私はまったく気付きませんでした、残念。

【05_寂光院付近】

【06_寂光院①】

【07_寂光院②】
天気もよく順調な行程で帰りは少し早いバスに乗ることができました。出町柳で京阪電車に乗り換え、清水五条で下車、反省会の会場へ足取り軽く向かいます。
反省会は前回大好評の33回生Tさんのお店です。おでん、おつまみ、アルコールだけでなく城南宮名物のおせきもち・おはぎも用意していただき、甘党も辛党も大感激です。

【08_反省会】
今回も無事に楽しくさるくことができました。
参加者の皆さん、33回生Tさん有り難うございました。

田部(23回生)記

2025年2月23日(日)第84回関西さるく会「京都 大徳寺さるく」紀行文

最高気温8℃の寒い中、防寒対策の上、地下鉄北大路駅に計15名集合。
まずは北大路通を西進し大徳寺へ。朱塗りの美しい山門の前で記念撮影。利休と秀吉の確執に想いを馳せました。大徳寺には20以上の塔頭がありますが、今回は大仙院を有料拝観。沢庵和尚の居室では禅の教えの書、庭園では枯山水が変化していく様子について、お寺の方に丁寧に解説していただきました。私含めて5名が「気は長く、心はまるく・・・」の書が付された沢庵漬を購入。美味でした。
【大徳寺山門】
【大徳寺境内】
次は船岡山へ移動。日向のベンチを選んでお弁当。先月ご欠席のKさんに完歩賞の表彰。喜んでいただきました。
【船岡山で昼食】
【完歩賞表彰】
昼食後は山頂へ。清少納言が「岡は船岡」と書いた船岡山からは、素晴らしい展望が楽しめました。古の平安京は、船岡山を北の起点として、南へ大内裏、朱雀大路、その両側に東寺と西寺があったとのこと。ビルの立ち並ぶ中、東寺を探して、古の景色を想像しました。
【船岡山山頂】
山頂から少し下って建勲神社へ。織田信長を主祭神とする社殿は立派な造り。左京~比叡山方面の展望が絶景でした。
【建勲神社】
【建勲神社から東】
船岡山を下りたら街中を南へ東へ進み、小川通へ。ちょっとお邪魔いたしますと、茶道家元界隈の落ち着いた街並みを鑑賞させていただきました。少し南の白峯神宮では蹴鞠の練習に遭遇。意外と難しそうでした。
【小川通】
地下鉄今出川駅で行程終了。しかし、例によって、全員が反省会にご参加。河原町五条付近へ移動し、33回生Tさんのお店で、おでん、五島うどん、おつまみ、アルコール、そして長崎談義で大いに盛り上がりました。Tさん有難うございました。
【反省会①】
【反省会②】
大久保(37回生)記

2025年1月26日(日)第83回関西さるく会「兵庫 西宮神社初詣さるく」紀行文

この季節らしい寒さながらも好天に恵まれ、14名が阪神西宮駅に集合。福の神として崇敬されているえびす様をお祭りする神社の総本社である西宮神社を皮切りにさるきました。

西宮神社は十日えびすの1月10日早暁に行われる神事、走り参りでも有名です。走り参りのスタート地点である表大門(赤門)からそのルートに沿ってゴールの本殿まで歩き、少し遅い初詣の参拝をしました。参拝後は資料展示室をのぞき、飾られた多くの著名人の奉納絵馬などを見学しました。

【西宮神社】

西宮神社のあとは清酒白鹿の辰馬酒造が運営する「酒ミュージアム」(白鹿記念酒造博物館)を見学。記念館と酒造館に分かれており、記念館は日本唯一の酒と桜の博物館と銘打っていて、日本酒に関する資料や美術品、桜の保護・育成に尽力した笹部新太郎が収集した桜にまつわる美術工芸品や資料などの展示の他、季節の特別展として辰馬家所有の多数の節句人形がかざられていました。
中でも我々の目を引いたのは一枚の古い木製の看板でした。「白鹿」と大書された両脇に「辰馬総本家」の文字と「長崎市銀屋町高田文次郎」の文字が。これは辰馬酒造が高田文次郎氏に白鹿のPRの為に寄贈し、その後高田氏から辰馬酒造に返却されたものだそうで、高田屋という酒屋が銀屋町にあったらしいことも後日判明しました。期せずして辰馬酒造と故郷の縁を感じた一件でした。
酒造館はかつて明治2年に建造された辰馬酒造の旧酒蔵を使い、伝統的な日本酒の製造工程を紹介するもので、これまで訪れた神戸の酒蔵と同様なものでした。
酒造館の後は隣接する白鹿のショップ「白鹿クラシックス」を訪れ、めいめいが買い物をしたり試飲を楽しんでいました。

【酒ミュージアム酒造館】

この時点で12時を過ぎ、すぐ近くの公園で昼食。日向にあるベンチを探したら一本の木を囲んで円形に木製の座席を並べたのが見つかり、なんと席の数は出席者と同じ14個。皆奇遇に喜んで、少し窮屈だったが内向きに車座状態で座り、和気あいあいの昼食でした。
食事が終わった後は、昨年度のさるく会に10回以上参加した人への完歩賞授与。19回生のFさん、同じく19回生のF君、37回生のO君の3名が表彰されました。

【公園で昼食】

昼食後は一路甲子園歴史館へ。3km弱の長い距離でしたが、各自お喋りをしながらで、疲れを感じさせない行進になりました。先ず甲子園球場に到着。ネット裏側入り口で記念撮影し、歴史館へ。館内では阪神タイガースの足跡、記念される試合の映像、過去からの活躍選手のバットやブローブなどが展示され、渡り廊下でつながった球場内の施設では高校野球に関するタイガースと同様な展示がなされており、なかなか見ごたえのある歴史館でした。見学ルートの最後にはスコアボード側から球場全体を見渡せる場所があり、改めて球場の大きさを実感できました。

【甲子園歴史館】

甲子園歴史館を出たところで解散。今回はお茶会なしで、皆思い思いに帰途につきました。

19回生 村井記

2025年1月3日(金)特別行事「東大阪 花園ラグビー観戦さるく」紀行文

正月の暖かな日差しの下、私を含めて4人のラグビー🏉好きが聖地花園に集結いたしました。

試合は10時半キックオフですが、場所取りの為に9時に集結して、生駒山を背にして、バックスタンドの中央の中段あたりの絶好の場所に腰を据えました。


九州勢2校が惜敗したのは、残念でしたが、4試合共に、血湧き肉躍る熱戦で、時の経つのも忘れてしまいました。
大阪3校が登場するので、11時くらいから、2万7千人収容のスタジアムはほぼ満席状態でした。
結果、東海大大阪仰星、常翔学園、桐蔭学園、國學院栃木の東西の強豪校が準決勝に勝ち上がりました。
私の見立てでは、Aシードの桐蔭学園が優勝🏆に一番近いかなあ🤓

4人とも熱戦に酔いしれ、場所を変え河内布施の居酒屋で新年会を開催しまして更に酔いました。

今年もさるく会を楽しみたいと思います。よろしくお願いします🙇
25回生 長岳宏樹

2024年12月15日(日)第82回関西さるく会「滋賀 近江八幡さるく」紀行文

この冬一番という寒い中、6名がお菓子をテーマに近江八幡をさるきました。 

近江八幡駅を出発し、先ずは近江商人の信仰を集めたという日牟禮八幡宮へ。鬱蒼とした森に佇むお社は荘厳そのものでした。 

【日牟禮八幡宮】

続いて近江の漬物屋さんで試食をしたり、たねやで「つぶれ餅」を味わったり、クラブハリエで何も買わずに見学したりと楽しいひと時。そしてたまたま覗いた旧宅(西川甚五郎本店史料館)は「布団の西川」の本宅跡。まさに近江商人からのプレゼントでした。 

【たねや】

【クラブハリエ】

【近江商人西川甚五郎邸】

ひと段落しての昼食は温かいところで、と弁当をやめて近江牛のお食事処で。でも食べたのはなべ焼きうどんと味噌煮込みでした(笑) 

【アツアツの味噌煮込みうどん】

昼食後は八幡堀を見学してラコリーナへ。

ここはたねやとクラブハリエのフラッグシップ店。レトロな二階建てバスの売り場やバウムクーヘン作りの現場など見どころいっぱいです。特に焼きたてのバウムクーヘンを食べながらのお茶会は、至高のひと時でした。 

【八幡堀】

【草ぶきの建物ラコリーナ】

【レトロな二階建てのバス】

【メルヘンなオブジェ】

【バウムクーヘン作り】

【スイーツのお茶会】

【焼きたてのバウムクーヘン】

最後はお土産を買ってスイーツさるくも無時終了。バスで近江八幡駅へ移動し解散。 

今年最後のさるく会も心に残る思い出となりました。

19回生福地定義 

2024年11月24日(日)第81回関西さるく会「京都 山科毘沙門堂さるく」紀行文

曇天のJR山科駅に17 名集合。

まずは紅葉の名所の毘沙門堂へ。秋の冷え込みが遅れたため敷紅葉はまだまだ先。赤くなりかけで控えめの紅葉。大した混雑なく、勅使坂で集合写真まで撮れたのはラッキーでした。

本殿外装の朱色、弁才天の紅葉、そして緑葉とが織りなす色合いは優美でした。内部の有料拝観では、霊殿天井の八方睨みの龍、宸殿の襖絵を鑑賞。半信半疑でしたが、襖絵が動いてみえたときは、ちょっと感動。百聞は一見に如かずでした。

【毘沙門堂(勅使坂)】

【毘沙門堂(薬医門)】

【毘沙門堂(境内)】

【毘沙門堂(本殿~弁才天)】

毘沙門堂の拝観を終える頃からは小雨が降ってきました。

お腹も空いてきました。さて、どこで昼食にしましょうか。土地勘のあるFさんの情報に基づき、コースを変えて、山科疎水をちょっと東に進むこととしました。結果、トイレもある疎水公園に到着。幸運にも雨も止んで、ゆっくりとお弁当をとることができました。

昼食後は東海道線を行き交う電車や市街地の展望も楽しめました。Fさん、有難うございました。

【疎水公園】

【疎水公園より市街地展望】

腹ごしらえができたので、山科疎水を西へ。

思い出したようにまた雨がふってきました。傘をさしながらになりましたが、うねうねと疎水沿いを歩く快適な散策です。水辺のサギの縄張りだとか、疎水の流れは意外と早いけど疎水船は逆行できるのかなど、疎水談義も楽しみながらの散策でした。

【山科疎水(諸羽トンネル)】

【山科疎水】

そうやって疎水を進み、トイレのある分岐に到着。当初は直進して本圀寺まで往復する計画でしたが、ちょっと時間も押していたので割愛して、左折。階段を下り、細い道を進んで参道に合流。まっすぐ進んで天智天皇陵に至りました。中大兄皇子。大化の改新。歴史の授業で習ったことを肌で感じることができて、関西はいいところだね、との声も。

【天智天皇陵】

【天智天皇陵(参道)】

参拝後、参道を南下すると車道にでました。ここを右に約600m進むと解散場所の御陵駅があります。

でも、参考情報ですが、左に約700m進むと「和食さと」があります。どっちに行きましょうか?予想どおり(?)に皆さん、左を選択。「和食さと」で本日の疲れをいやしました。アルコール、スイーツ、あるいは両方を楽しみました。

そしてJR山科駅まで歩いて、各自、家路に。皆さん、お疲れ様でした。

大久保(37回生)記

2024年10月27日(日)第80回関西さるく会「奈良馬見丘陵公園さるく」紀行文

今回は、「花とみどりの時をすごそう‼️」をテーマに、奈良馬見丘陵公園です。 

兵庫、大阪、京都、奈良から10人の参加でした。 

1984年に新興住宅の建設から、標高70mの甲子園球場14個分の中にある自然、古墳を保全する為に奈良県が工事に着手して2012年に正式オープンの運びとなりました。 

まずは、池部駅を下車して公園までの1kmの散策路をさるいてましたら、途中から、ダンスミュージックが耳に入ってきました🤓  

入り口にある巨大なテントスペースでプロによる演奏や地元中学&高校の吹奏楽部によるプラスコンサートなどのライブパフォーマンスが次から次へ展開されてました。 

個人的には、奈良の名門県立郡山高校の吹奏楽部を聞いて見たかったですね。 

そこからはサルビア、コスモスのカラーバリエーションを楽しみ、1000株のダリア園へ。 

酷暑で、例年と比較したらこぶりでしたが、充分に満足していただけたと思います。 

【ダリア園】

【彩りの広場】

ランチは公園館のサークルテーブルでとりました。 

【公園館前で昼食】

しばらくしましたら、河合町役場よりガイドのHさんが登場‼️ 

ナガレ山古墳、巣山古墳を案内していただき、たっぷりと古代ロマンに浸りました。 

ナガレ山古墳からの奈良盆地の眺望も素晴らしかったです。 

【ナガレ山古墳の地形模型】

【ナガレ山古墳①】

【ナガレ山古墳から望む奈良盆地】

【ナガレ山古墳②】

【巣山古墳】

帰りはカリヨンの丘の時計台の音色に私を含めて全員が酔いしれ、幹事の私の判断が遅れ、池部駅まで競歩になり☺️、大変ご迷惑をおかけしました。 

【カリヨンの丘の時計台】 

【池部駅まで急ぎ足】

花々、音楽、古代ロマンのハイブリッド企画を楽しんでいただき、個人的にもリフレッシュできた1日でした。 

  

25回生 長岳宏樹 

2024年9月22日(日)第79回関西さるく会「京都岩倉さるく」紀行文

叡山電鉄出町柳駅に14名が集まりました。昨夜からの大雨も上がり、まずまずの空模様の中、京都市北東部にあたる岩倉地域をさるきました。

【岩倉駅】

まずは、出町柳駅から鞍馬線に乗り岩倉駅で下車しました。ここから最初の目的地「実相院門跡」を目指します。徒歩で約20分くらいですが、半分ほど行ったところでどしゃ降りの雨に会い、濡れながらの到着となりました。実相院は元天台宗の寺院、また、門跡寺院とは住職を天皇家の血を引く方々が務めた格式の高い寺院をいいます。御所の近くにあったのですが応仁の乱の戦火を逃れ、岩倉に移ってきたと伝えられています。庭の樹木が床に映る「床みどり」「床もみじ」が有名ですが、今回は光や風のせいもあり少しボンヤリでした。室内は撮影禁止、「少しくらいは」と抵抗した人もいましたが、「小学生でも理解されています」という返事。かわりに、四季の移り変わりをビデオで視ることができ、取りあえず満足しました。見学の終わり頃には、何と雨が上がり、予定通り寺院前の公園で昼食をとることができました。 

【岩倉実相院①】

【岩倉実相院②】

【岩倉実相院③】

【公園で昼食】

公園から2~3分で次の目的地「岩倉具視幽棲旧宅」へ移動。中には茅葺きの旧宅と「対岳文庫」の二つの建物があります。今回は、管理を委託されている造園会社の方に説明をしてもらうことができました。岩倉具視は公家のランクは下でしたが、当時の天皇が広く意見を求めたことで頭角を表わしました。当初は、婚姻政策など朝廷と幕府の協力強化の方針だったため、尊攘派から追放され、1864年~1867年の間、岩倉に幽棲することになりました。坂本龍馬、中岡慎太郎、大久保利通と岩倉で会談後、洛中帰任を許され王政復古に尽力、明治維新・新政府で活躍しました。 

余談ですが、旧宅の障子戸は、大正ガラスがはめ込まれ昔懐かしい風情があります。加山雄三さんの母方の血縁をたどると加山さんは岩倉具視の玄孫になるとの話、みんな「へぇー」と言ったあと、大先輩のHさんが「私、聞いたことがあるよ」、もう一度、「へぇー」と楽しいひとときを過ごしました。「対岳文庫」は岩倉具視の遺品や資料を収蔵するために、1928年に建設されました。設計者は昭和を代表する建築課の武田五一です。対岳の岳は比叡山をさしています。 

【岩倉具視幽棲旧宅①】

【岩倉具視幽棲旧宅②】

【岩倉具視幽棲旧宅③】

旧宅を出た後は、岩倉川に沿ってさるきました。川に「ハヤ」の魚影、第一発見者は勿論釣り師27回生Kさんです。

【岩倉川沿い】

しばらく行くと右手に岩倉地名の由来と伝えられている山住(石座)神社があります。古神道の形が今も残っており(880年には存在の記録あり)、社もなく、大きな岩が祀ってあるだけなのですが近寄ると空気もヒンヤリ、神域を感じました。さらに下り、岩倉駅で5名の方と別れ、国際会議場駅へ向かいます。途中、白鷺も川面に飛来し、いつの間にか”さるく日和”になっていました。駅到着直前で、いつものように19回生Fさんがお楽しみ会のできる飲食店を発見、楽しい一日を無事終了することができました。

 【山住(石座)神社】

参加者の皆さん、有り難うございました。 

23回生田部 

2024年8月25日(日)第78回関西さるく会「神戸港クルーズさるく」紀行文

8月25日、曇り空の天気予報に反し、神戸は青空が覗いていました。この日大阪の一部ではゲリラ豪雨のためJRの電車が遅れ、さるく会も集合場所の元町駅を20分遅れての出発となりました。20名の参加者(再開後初めて)は久しぶりのようです。

日中は暑くなりそうな中、当初予定の神戸海軍操練所跡地を省略して、震災メモリアルパークへ。阪神淡路大震災が生起して来年1月で30年になります。震災の状況と教訓を伝える施設に、今各地で起きている様々な災害と合わせ、改めて危機への備えをしておくことの重要性を感じました。

【震災メモリアルパーク】

潮風と海の香り、開放的なみなとの景観に、街中にない壮観さを感じながら、モアイ像に似た神戸海援隊の石造りの五体を見て、「BE KOBE」のモニュメントへ。 このフレーズは震災20年を経て、市民からのアンケートや思いを語り合う「場」の中から、神戸の思いを世界に発信するロゴとして生まれました。今ではSNSなどでの映えスポットとして絶大な人気があります。

【メリケンパーク】

【BE KOBEモニュメント】

暑いから早く涼しいところへ!の声に押され、クルーズ船の発着場「かもめりあ」へ。

【クルーズ船乗り場】

11時45分発のロイヤルプリンセス号の船内で出航前の昼食です。広げた弁当が畳まれる頃、船はゆっくりと岸を離れました。船内の案内放送と合わせ、甲板からの景色は神戸港の工場群、修理中の潜水艦、神戸空港、六甲の山並みや市街地など・・・次々に飛び込んでくる映像と船上の潮風は、普段味わえない感覚と心地よさを感じさせてくれました。

神戸ベイクルーズ万感なり!!

【神戸港クルーズ】

本日のメイン行事(最後にもメインが・・・)を終えて地上へ。この暑さに参加者バテバテです。予定のコースを変更して日陰のある道を選択。ここからの先導役は、神戸在住のMさんです。JR神戸駅から延びる元町商店街のアーケード下を通ることで陽を避けます。

途中横に逸れて南京町へ。お馴染みの豚まんや小籠包の有名な店、中央広場の十二支像が十三体などを紹介。触れると幸せ、金持ちになれるという女の子の来来(ライライ)、男の子の財財(サイサイ)のお金の神様像に、ある人達は触れ金持ちになれるよう祈りました。

【南京町】

再び元町商店街へ。最後は商店街の終い近く、ちょっと横道に逸れた所にあるお店で有志によるお茶酒(ちゃけ)会です。久しぶりに参加の皆さんの近況などに花が咲き、和やかな雰囲気の中解散となりました。暑い中全員無事に会を終えることが出来幸いでした。

【お茶酒会】

(19回生 太田記)

2024年7月28日(日)第77回関西さるく会「長岡京さるく」紀行文

 今月は長岡京さるく。

 猛暑の中、初めて参加の36・38回生2名と名古屋から駆けつけてくれた36回生を含む17名が参加して勝竜寺、勝竜寺城公園(昼食)、サントリービール京都工場を巡りました。 

 まずはボケ封じで有名な勝竜寺を参拝した後、明智光秀・細川ガラシャ親子のゆかりの地、勝竜寺城公園で少し早めの昼食。木陰と涼しい風は何よりのご馳走でした。 

ボケ封じの勝竜寺

勝竜寺城公園

 昼食後は明智光秀が山崎の戦で本陣を置いたという恵解山(いげのやま)古墳を経て京都工場へ。 

山崎の戦で明智光秀の本陣となった恵解山古墳

 さあ工場見学です!こだわりのビール醸造を実感しながらの工場見学が終わると待ちに待ったビールの試飲。暑い中をさるいてきただけに工場蔵出しの生ビールは本当においしかったです。そして帰りは送迎バスで移動。 

サントリービール工場見学

乾杯! 

待ち遠しい! 

テスティングの3杯。どれもおいしかったです

満ち足りた表情のみなさん! 

 最後はやっぱり余韻を楽しもうとカフェへ。さすがにビールではなくかき氷やぜんざいを楽しみました。 

 一方長岡天満宮へ行ってみたいとの女性有志はTさんご夫婦の厚意で車での二次会実施。天満宮を独り占めしたとの喜びの一報がありました。  

 これに先立つ25日には拡大下見を行い8名が参加。上記コースに長岡天満宮を加えて楽しいさるくを満喫しました。 

下見のみなさんも

福地定義(19回生)記