No72 鈴木里彩 72回生 「想像力は思いやり」

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こんにちは。大阪大学法学部に在籍しています、鈴木里彩です。

「道徳的想像力」という概念を提唱した20世紀のドイツの哲学者ハンナ・アーレントに関する新聞記事を目にしたとき、高校時代学年集会の度に聞いた「想像力は思いやり」という野口学年主任の言葉を思い出しました。

当時は、いい言葉だな、と思いつつもその具体的内容について考えたことはありませんでした。しかし、人と直接会う機会が少なくなり人間関係が希薄になった今、改めて考えると、「今ここにいない」他者について思いを巡らせる力、すなわち想像力は、他者との共存を目指す上で絶対に不可欠な力なのではないかと思われます。

高校卒業から1年半が過ぎ、今や野口先生が繰り返しその言葉を私たちに投げかけたことの真意を知ることはできませんが、素敵な言葉を送って下さったことへの感謝を改めて感じました。

次は同じ72回生で神戸大学で法律を学んでいる長谷川由衣さんにタスキを渡します。

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