2018年3月25日(日) 第41回関西さるく会を実施しました

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 写真右上から橋の科学館など3枚:川端さん36回生、橋と人のシルエット:西村さん24回生、集合写真など3枚:川端さん、孫文記念館の天井彫刻:西村さん、古墳と反省会:川端さん 

 3月25日(日)に第41回関西さるく会「舞子・垂水さるく」を実施しました。JR舞子駅に24名が集合 全コース約3.6km

 明石海峡大橋が見える駅前の広場を出発。最初の目的地「橋の科学館」を目指しました。ここは、40年の歳月をかけ建設された本四連絡橋のうち、特に明石海峡大橋にまつわる技術を3D映像やパネル、模型などで紹介しています。3館(橋の科学館、会場プロムナード、孫文記念館)共通の入場券680円を買い求め入館。最初は橋の全体が分かるよう3Dシアターに入ることにしました。館内の映像は飛び出してあたかもその場にいるような錯覚を覚えたくらいです。展示場の天井には40mもあるという実際の1/100の模型がありました。これは風洞実験に使われたものだとか。実験の結果、実際の橋で風速60mの強風が吹くと最大30mも橋げたが横にずれるそうです。また、館内には主塔の基礎やケーブルを止めるアンカレイジなどの建設の様子がわかるパネルや模型などが展示され、建設途上で阪神淡路大地震が起こり淡路側の主塔が1mずれて建設されたことなども紹介されていました。様々な技術が紹介されたサイエンスミュージアムでした。

 「橋の科学館」を出て「舞子海上プロムナード」へ。

  海面からの高さ47mにあるプロムナードからは、眼下に広がる明石海峡を航る船舶はもちろん淡路島、明石の町並み、舞子の浜が一望できました。ガラス張りの床面があるところなどは迫力満点でした。はるか遠く明治の人が夢見た四国と本州をつなぐ壮大な連絡手段に、便利さを享受した現代人にはどれほどその思いに近づくことができるだろうかと思いました。

 プロムナードを出て公園内の芝生の上で早春の心地よい潮風を浴びながら、また海を眺めながらの弁当は塩味もきいて?美味しさ倍増でした。

 昼食の後孫文記念館へ。ここは、神戸の華僑で貿易商だった呉錦堂の別荘であったものを一般公開し明石海峡大橋の建設により今の地に移したものでした。国指定、県指定の重要文化財になっています。孫文はたびたび神戸を訪れ、この地にも足を運んだことから、館内には孫文に関する資料が展示され直筆の書なども残されていました。孫文は中国の革命家、中華民国の国父とも呼ばれています。

 舞子海岸は、古くから白砂青松の地にあり、多くの文人が訪れたり、有力者の別荘、保養地として名を成した所でもあるようです。付近にある舞子ビラなどは、もともと明治天皇ゆかりの有栖川宮の別邸があったところです。

 孫文記念館を後に、鐘紡中興の祖といわれた武藤山治の旧邸の横を通り海辺に沿って歩を進めました。かつて舞子公園内にあった根上りの松を再生しようとする実証地を通り過ぎ一行は、次の目的地五色塚古墳を目指しました。

 五色塚古墳では、古墳の由来、形状、周辺を囲う埴輪群、葺石(盛土を覆う石材)などについて学芸員の方の説明を受けました。4世紀ごろに淡路島までを支配していた豪族の墓であったと推測され、兵庫県一の規模を誇っています。一番高い所からは、明石海峡大橋、淡路島が埴輪越しに眺められました。

 古墳の見学が本日の行程の最後で、あとは心躍らせながら反省会の会場、神戸マリンピアにある三井アウトレットパークへ。古墳をあとに再び海岸に出て公園と砂浜との間の遊歩道を歩きます。反省会会場までの道中、ビールや酒の景色が頭に浮かび途中にあったヨットハーバーの景色を見逃した人も少なくはなかったことでしょう。

 反省会はプチパンが食べ放題フリードリンク付のメニューを注文し、アルコール類は各自での御用達となり、それぞれに海辺での一日を反省し、楽しんでいただきました。この反省会に梅木さん(19回生)が用事を済ませ駆けつけてくれました。ここで解散の後は、それぞれにアウトレットでの買い物を楽しんで頂いたことと思います。

 今回の運営、資料づくりにご協力いただいた南都さん(19回生)、松崎さん(25回生)に感謝、お礼申し上げます。 (19回生 太田記)

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