今回は、源平ゆかりの地、須磨を散策するという趣向です。初夏を思わせる五月晴れの元、JR須磨駅に33名が集まりました。ご案内人は兵庫県在住の19回生太田ご夫妻です。お二人は共に19回生です。 初参加の方の紹介の後、2班に分かれて出発しました。
まずは、光源氏ゆかりの現光寺。太田さんの解説で、皆さん源氏物語の世界へ。子規や芭蕉も物語の世界を求めて句を詠んでいます。有名な句の句碑が建っていました。
次は、坂道をやや上がった所に須磨の関の守護神として祀られた関守稲荷神社。太田さんの解説も次第に滑らかになってきました。
更に坂道を上がると、上野山(じょうやさん)福祥寺(通称、須磨寺)。源平ゆかりの古刹として全国に知られています。平敦盛愛用の「青葉の笛」「高麗笛」や弁慶の鐘、義経腰掛の松など多数の史跡があり、皆さんそれぞれしばらく散策していました。熊谷直実と平敦盛の一騎打ちの場面の要約をしっかりと読み、平家物語で最も涙を誘う哀話である「敦盛最期」に思いを馳せた後は、みんなで記念撮影。
須磨離宮公園に移動して、それぞれバラの香りに包まれての昼食。ここには美しい欧風噴水庭園。王侯貴族のバラ園になっていて、多品種のバラがいままさに満開!写真の好きな方は熱心に撮りまくっていたようです。
最後は、在原行平ゆかりの松風村雨堂に立ち寄って、今回のさるく終了となりました。最後まで、太田さんの解説は名調子で続きました。太田さんご夫妻、ありがとうございました。
例の4人組は三ノ宮ガード下のすし屋で二次会。長崎の方言の話で、店員も一緒になって盛り上がりました。特に「しぇからしか」と「うんにゃ」で大盛り上がり。今日も楽しい一日でした。(23回生手嶋 記)