2020年11月22日(日)『ちょっとさるく』vol.21 城下町・龍野さるく

城下町”龍野”をちょっとさるく
11月22日、今年、”さるく会”で予定されていた『龍野』に行ってきました。
山を背後に、前に水豊かな揖保川を配した城跡が残る静かな城下町です。
名物は醤油と素麺と赤とんぼです。
ヒガシマル醤油(クロードチアリのCM)と揖保乃糸(田中好子のCM)は関西では有名(?)です。
JR本竜野駅からは揖保川に架かる橋を渡り、鶏籠山の懐・龍野の町に入ります。
先ずは『大正ロマン館』へ。
旧醤油組合醸造所跡と事務所棟で大正4年に完成したものが保存・利用されています。
ここで町歩きに便利な冊子を入手しました。
小川沿いの道を通りレンガ造りの『うすくち龍野醤油資料館』へ。
昭和初期まで使われていた樽や桶など多くの展示物が当時の醤油造りを想像させてくれます。
町なかではランドマーク的に醤油製造所の”煙突”が見られます。
のんびりと小路をさるき、『武家屋敷資料館』、『水練所』、『三木露風生家』を抜けて“埋門”から『龍野城』跡に入ります。
初期の城は赤松氏により鶏籠山山頂に築かれましたが、天正5年に秀吉に明け渡たされた後に現在の場所に築城されたそうです。
姫路城主であった池田輝政が城代を置き、統治していた時期もあります。
現在の本丸御殿は復元されたものですが、戦国時代が終わった後に築城された為に縄張りも防御も簡素です。
城跡のベンチでおにぎり弁当を食べて、『紅葉谷』に向かいました。
ちょっと早めのもみじ狩りでしたが、”薄紅葉”が綺麗です。
旧屋敷跡などがある『聚遠亭』を通り抜け、坂道を登ります。
次に向かうのは今日の主目的地『能見宿禰(のみのすくね)神社』です。
途中、横綱の石像が守る手水鉢で力を付けてもらい、15分ほどで長い石段の先にある『野見宿禰の塚』に着きました。
塚の周りには明治・大正時代の力士や行司が寄進した玉垣が残っています。
“朝汐太郎”の玉垣を見つけました。龍野の町を眺ながらちょっと休憩です。
下山後、『三木露風立像』と『赤とんぼ歌碑』を見て、龍野の町へ下り帰途につきました。
(25回生:松﨑 隆)