2023年12月17日(日)第70回関西さるく会「兵庫 灘の酒蔵めぐり」を実施しました

前日までの天気と打って変って一気に下がった気温の中、14名の参加を得て「灘酒蔵めぐり」さるくを実施しました。
3回目となりますが、初めて参加の方もおられました。
 本日の行程は、集合地の阪神魚崎駅から真っ直ぐ南下し、その後東端の浜福鶴吟醸工房を皮切りにほぼ直線的に西に向かい5つの酒蔵をめぐるコースです。駅から神戸一の清流住吉川河川内にある「清流の道」を南下、この河川の上流には谷崎潤一郎の「細雪」の舞台となった倚松庵(いしょうあん)や白鶴美術館などがあります。最初の浜福鶴吟醸工房では、当館名物杜氏の宮脇米治さんの説明と、米治さんの酛(もと)すり唄の名調子に合わせ、代表して法被姿のOさんが酒造りを体験。その後工房の案内をしていただき、最後は搾りたての生酒(試飲)を美味しくいただきました。
 次に予定していた櫻正宗は、時間が押したため見学を断念し菊正宗酒蔵記念館へ。
ここでは昔の酒造用具と工程の見学と説明を受けました。酒造りには六甲おろしの冷気が必要だった。このため醸造小屋は北側の窓を大きく取っていた。酛すり唄は作業の時間を計るためのものだったなど。また店先の新しい杉玉は、新酒のできたことを知らせるための目印だとか。販売はしていないという原酒などの試飲の後、少し離れた御旅公園で昼食を取りました。
 午後からは白鶴酒造記念館へ。インバウンド客のため国内の団体客は受け付けないと言うところ、下見の際のFさんの尽力により見学が実現しました。
昔の酒造りの工程や道具など見入った後、搾りたての純米原酒など3種類のお酒を試飲。本日最後の酒蔵は神戸酒心館(福寿)です。醸造蔵の見学は12月11日(年内)までということで見学できず。土産の酒や酒まんじゅうなどの買物と利き酒を済ませました。
 酒蔵のあと最後の訪問地神戸甲南武庫の郷で甲南漬(奈良漬)など買ったあと、本日の道中酒を1本だけ買った、3本買ったりしてリュックがパンパンなどの会話が飛び交っていました。
行程の途中、講道館柔道の創始者嘉納治五郎(菊正宗や白鶴酒造など嘉納財閥御三家の一つ)生誕地の碑や処女(おとめ)塚古墳なども道中を彩ってくれました。
 最後の最後は、阪神新在家駅近くのお好み焼き屋で、全員参加のもと忘年会と合わせ今年の行事を締めくくりました。
来年もいいさるく会ができることを祈りつつ。 19回生 太田康美 記
写真1、2:浜福鶴吟醸工房
写真3、4:菊正宗酒蔵記念館
写真5~7:白鶴酒造記念館
写真8:神戸酒心館
写真9:おとめ塚古墳
写真10:神戸甲南武庫の郷

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2023年11月26日(日)第69回関西さるく会「大阪府池田市さるく」を実施しました

 古くから北摂文化の中心として栄えてきた大阪府池田市の文化施設、遺跡、公園をさる
きました。最近では最多となる19名が阪急池田駅に集合。雲一つない好天に恵まれ、早朝
は寒かったものの、さるき始めた頃には暖かく感じるほどになって絶好のさるく会となり
ました。
 先ずインスタントラーメンを世界で初めて世に出した安藤百福を記念するカップヌード
ルミュージアムへ。午前10時を少し回った時間なのにすでに大勢の家族連れやカップル
で賑わっており、その人気ぶりがうかがえました。ここはチキンラーメンやカップヌード
ルの自作が売りですが、予約が必要だったり時間がかかるためパスし、見学のみとしまし
た。

写真1:カップヌードルミュージアムで集合写真

 

 

 

 

 

 

 

 

 次は池田城址公園へ。ここは室町時代から戦国時代にかけて池田市域一帯などを支配し
ていた地方豪族、池田氏の居城跡地を公園にしたものです。お城のやぐら風の展望休憩舎
が造られていて、めいめい展望休憩舎からの景色を楽しんだり、庭園を散策したりしまし
た。色着いたモミジやイチョウ、この時期に花を咲かせる寒桜が目を楽しませてくれました。

写真2:池田城址公園

写真3:池田城址の展望休憩舎

写真4:池田城址の展望休憩舎からの景色

 そのあとは市民の憩いの場である、五月山の中腹にある五月山公園へ。好天の日曜日と
あってベンチとテーブルは早くも満席、いつものように地面に敷物で昼食を楽しみました
。昼食としばしの休憩で皆さん元気を取り戻し、20分ほど登ったところにある秀望台へ。
急な階段を喘ぎながら登った後に待っていたのは大阪から神戸、宝塚に及ぶ絶景大パノラ
マ。展望台につきものの景色の案内がないため、「あべのハルカスはどれか」などと皆で
見当をつけあっていました。

写真5:五月山公園にて休憩中

写真6:秀望台に向かって

写真7:秀望台に到着

写真8:秀望台からの景色

写真9:秀望台にて集合写真

 五月山公園の次は阪急電鉄、宝塚歌劇団、東宝などの創設者である小林一三の記念館を
訪問。五月山公園には無料でオーストラリアの珍獣ウオンバットやワラビーを見ることが
出来る動物園がありますが、予定の時間を過ぎたので結局誰も訪れることなく去りました
。記念館は小林一三の居宅を見学用に整備したもので、居宅の内部や茶室、庭園、氏の業
績を紹介する展示の数々があります。昭和史に名を遺す政治家、実業家、芸能人との交友
関係を示す展示には皆さん特に興味を惹かれたようでした。

写真10:小林一三記念館前で集合写真

 この次は最後の訪問地として落語みゅーじあむに行く予定でしたが、疲れも手伝ってお
茶会への期待が勝り、「みゅーじあむ」はパスして最終地である池田駅へ向かうことに決
定。
行楽日和とあって空いている店探しは難航しましたが、やっとファミレスで無事にお茶
会をすることが出来ました。登り坂が多くて結構しんどいさるく会でしたが皆さん満足し
て帰宅されたと思います。 

19回生 村井記