この季節らしい寒さながらも好天に恵まれ、14名が阪神西宮駅に集合。福の神として崇敬されているえびす様をお祭りする神社の総本社である西宮神社を皮切りにさるきました。
西宮神社は十日えびすの1月10日早暁に行われる神事、走り参りでも有名です。走り参りのスタート地点である表大門(赤門)からそのルートに沿ってゴールの本殿まで歩き、少し遅い初詣の参拝をしました。参拝後は資料展示室をのぞき、飾られた多くの著名人の奉納絵馬などを見学しました。
【西宮神社】
西宮神社のあとは清酒白鹿の辰馬酒造が運営する「酒ミュージアム」(白鹿記念酒造博物館)を見学。記念館と酒造館に分かれており、記念館は日本唯一の酒と桜の博物館と銘打っていて、日本酒に関する資料や美術品、桜の保護・育成に尽力した笹部新太郎が収集した桜にまつわる美術工芸品や資料などの展示の他、季節の特別展として辰馬家所有の多数の節句人形がかざられていました。
中でも我々の目を引いたのは一枚の古い木製の看板でした。「白鹿」と大書された両脇に「辰馬総本家」の文字と「長崎市銀屋町高田文次郎」の文字が。これは辰馬酒造が高田文次郎氏に白鹿のPRの為に寄贈し、その後高田氏から辰馬酒造に返却されたものだそうで、高田屋という酒屋が銀屋町にあったらしいことも後日判明しました。期せずして辰馬酒造と故郷の縁を感じた一件でした。
酒造館はかつて明治2年に建造された辰馬酒造の旧酒蔵を使い、伝統的な日本酒の製造工程を紹介するもので、これまで訪れた神戸の酒蔵と同様なものでした。
酒造館の後は隣接する白鹿のショップ「白鹿クラシックス」を訪れ、めいめいが買い物をしたり試飲を楽しんでいました。
【酒ミュージアム酒造館】
この時点で12時を過ぎ、すぐ近くの公園で昼食。日向にあるベンチを探したら一本の木を囲んで円形に木製の座席を並べたのが見つかり、なんと席の数は出席者と同じ14個。皆奇遇に喜んで、少し窮屈だったが内向きに車座状態で座り、和気あいあいの昼食でした。
食事が終わった後は、昨年度のさるく会に10回以上参加した人への完歩賞授与。19回生のFさん、同じく19回生のF君、37回生のO君の3名が表彰されました。
【公園で昼食】
昼食後は一路甲子園歴史館へ。3km弱の長い距離でしたが、各自お喋りをしながらで、疲れを感じさせない行進になりました。先ず甲子園球場に到着。ネット裏側入り口で記念撮影し、歴史館へ。館内では阪神タイガースの足跡、記念される試合の映像、過去からの活躍選手のバットやブローブなどが展示され、渡り廊下でつながった球場内の施設では高校野球に関するタイガースと同様な展示がなされており、なかなか見ごたえのある歴史館でした。見学ルートの最後にはスコアボード側から球場全体を見渡せる場所があり、改めて球場の大きさを実感できました。
【甲子園歴史館】
甲子園歴史館を出たところで解散。今回はお茶会なしで、皆思い思いに帰途につきました。
19回生 村井記