第25回関西さるく会「紅葉の近江坂本さるく」のお知らせ第3弾です。秋の坂本は、苔むした石積みに紅葉の赤が映える季節です。延暦寺と日吉大社の門前町として栄えた坂本は、ゆるやかな坂道の通りに穴(あ)太(のう)衆(しゅう)積(づ)みの石垣(自然石を巧みに積み上げた石垣)が続く、風情あふれる歴史の街です。今回は、西教寺、日吉大社、旧竹林院とびわ湖の眺望抜群の「山の辺の道」などをさるきます。
◆見どころを紹介します
①西教寺・・天台真盛宗総本山
聖徳太子の創建後、延暦寺の良源や源信が念仏道場とした。広大な境内には総けやき造りの本堂(重要文化財)、伏見桃山城の遺構を移築した客殿(重要文化財)があり、襖絵は狩野派の手によるもので見事な絵が描かれている。また、西教寺の再興に尽力した明智光秀をはじめとする一族の墓や石造り二十五菩薩などがたたずみ、数多く拝観することができる。
②日吉大社
全国3800余社ある日吉神社の総本宮。広い境内には、かつて108社といわれる多くの神々が祀られ、古事記上巻からも神代に創建されたことがうかがえ、日本では最も古い神社の一つである。日吉大社の東本宮、西本宮の本殿は国宝であり、その他社殿17棟と神輿7基、また、石橋も重要文化財である。
③旧竹林院
坂本に40余り点在する、延暦寺僧侶の隠居所の一つで、格式の高い里坊である。邸内には、八王子山を借景にした3,300㎡の庭園(国名勝指定)が広がり、手入れの行き届いた木々や苔が四季を通じて、しっとりとした風情をかもしだしている。
④穴太衆積みの石垣
坂本では、加工しない自然石を巧みに積み上げた「穴太衆積みの石垣」がある。この石垣が残る一帯は、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている。穴太衆とは坂本の穴太に住んでいた石工集団のことで、戦国時代から活躍していた。彦根城はもちろん、大阪城、金沢城の石積みも坂本穴太衆の手でできたという。
⑤飛龍の滝
日吉大社の敷地内、西本宮を潜らず左へ道を進み大宮川に架けられた橋を渡ると日吉山荘と飛龍の滝が見えてくる。古くから知られる美しい滝です。この場所は時代劇のロケ地としても使用さている。
⑥山の辺の道
日吉大社から八講堂千体地蔵を経由して西教寺へと通じる。琵琶湖が一望でき、写生を楽しむ人々も多い。
すばらしい紅葉をともに楽しみましょう。たくさんの参加をお待ちしております。
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