13回生の山口隆雄さんが下記の書籍を出版されました。今も定説のない「琵琶湖最大の謎」に挑んだ山口さんの新説とは?膨大な関連論文・書籍の地道な調査もさることながら、現地に何度も足を運ばれて専門家や地域の長老の方々からの聞き取りや現場調査・検証実験を繰り返され、実に5年の時をかけて書き上げられた渾身の力作です。私たち日本人のルーツでもある縄文人の心豊かな生きざまを感じ取り、古代人の世界観や情念をこの遺跡から実感していただきたいと述べておられます。皆様、ぜひご一読を!山口さんは2013年4月30日にも「ダイナミックレイク 琵琶湖から世界へ」という書籍も出版しておられ、琵琶湖400万年の歴史を振り返る中で豊かな水の恵みに感謝し次世代に引き継ぐ責任があると訴えられておられます。併せてこの書籍もご一読を!(広報担当 23回生 手嶋)
以下、山口さんご本人から原稿を頂きました。
書名: びわ湖 葛籠尾崎(つづらおざき)湖底遺跡の謎を解き明かす
著者: 山口隆雄(13回生)
出版社: 宮帯出版社
サイズ: A5判 134頁 フルカラー
発行年月:2017年11月25日
定価: 1200円 + 税
内容紹介: 大正13年、琵琶湖の北端に位置する葛籠尾崎東方沖の深湖底(~70m)からイサザ漁底引き網で数個の縄文・弥生土器が引上げられた。その後も今日まで、漁師たちによって縄文土器、弥生土器、土師器など200点近くが引上げられてきた。これらの多くは完成品に近い形で引上げられ、また時代も、縄文、弥生から平安までまんべんなく広がっている。この謎に対し、これまでに多くの学者や専門家がいろいろな仮説を発表しているが、いずれも否定的な要素が多く、いまだ定説をみていない。今回、本書ではこの遺跡とその周辺を新しい視点で広く調査検討し、また、最近の科学的知見や歴史調査資料も参考にして、この遺跡の多くの謎を解き明かし、これまでにない新しい仮説を発表した。(アマゾンより一部引用)
山口隆雄・・ 日本陸水学会会員 考古学研究会会員
認定NPO法人びわ湖トラスト会員 認定NPO法人緑の地球ネットワーク会員
〒610-0121 京都府城陽市寺田宮ノ谷14-51
TEL: 0774-55-0958 Mail: takao_yamaguchi@nifty.com
私の主な著書:
・「ダイナミックレイク琵琶湖から世界へ」2013年第1版、2014年第2版増刷
・「De Dinamika Lago Biŭa al la mondo」(翻訳本・世界版)2016年