2017年6月25日(日) 第32回関西さるく会のお知らせ第2弾

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第3回さるく会「鴨川(賀茂川・加茂川)さるく」のお知らせ第2弾です。葵祭ゆかりの世界遺産2か所を結ぶコースです。たくさんの参加をお待ちしています。
◆見どころ及び関連情報
【出町柳】福井からの鯖街道の終点、すなわち、洛中への入り口でもある。
【加茂氏(天神系)】八咫烏ヤタガラスに化身して神武天皇を導いたとされる賀茂建角身命カモタケツヌミノミコトが始祖。代々賀茂神社に奉斎し、山城国葛野郡・愛宕郡を支配した。子孫は上賀茂・下鴨の両神社の祠官家。鴨長明(下鴨社家)は氏人。
【河合神社】鴨長明はこの神社の禰宜ネギの次男。和歌や琵琶、笛、琴などに優れた。「石川やせみの小川の清ければ月もながれを尋ねてぞすむ」は『新古今和歌集』に入撰。長明は河合社の禰宜への就任に失敗し、出家。日野山(京都市伏見区日野町)に庵を結び隠棲、方丈記を執筆。
この神社は美麗の神様でも人気。八咫烏を祭る任部社トウベノヤシロもあり。
【葵祭】下鴨神社、上賀茂神社とも豪族加茂氏の氏神で、世界遺産。御所の鬼門を守る社。葵祭は、567年、風雨激しく五穀が実らなかったことを加茂の神々の祟りと考えて祭礼を始めたのが由来。御所を出た行列は、下鴨神社を経由し、上賀茂神社に向かう。
【下鴨神社=賀茂御祖神社カモミオヤジンジャ】世界遺産。本殿には、右に賀茂別雷命(上賀茂神社祭神)の母の玉依姫命タマヨリヒメノミコト、左に玉依姫命の父の賀茂建角身命カモタケツヌミノミコトを祀る。京都の社寺では最も古い部類。社伝では、神武天皇の御代に御蔭山に祭神が降臨したという。本殿2棟は国宝。舞殿は、葵祭で舞楽が奉納される場所。境内の御手洗社前の池は、葵祭斎王代みそぎの儀が行われる。その池の水泡の形に着想し、5つの団子で人の形を模したものが、みたらし団子。
【社家の家並み】賀茂川の水を取り込んで利用。賀茂川の水位低下により水の流れが変わった部分もあり。
【上賀茂神社=賀茂別雷神社カモワケイカヅチジンジャ】祭神は賀茂別雷大神。社伝では、神武天皇の御代に賀茂山の麓の御阿礼所に賀茂別雷命が降臨。『山城国風土記』逸文では、玉依日売(たまよりひめ)が加茂川の川上から流れてきた丹塗矢を床に置いたところ懐妊し、それで生まれたのが賀茂別雷命。丹塗矢の正体は、乙訓神社の火雷神とも大山咋神とも。世界遺産。伊勢神宮に次ぐ官幣大社の筆頭。長い直線コースの馬場では加茂競馬クラベウマが行われるが、加茂氏だけが乗馬できる。細殿の前の円錐形のふたつの立て砂は、神さまが降臨した神山を模したもの。頂には松葉が立ててある。これが、鬼門に砂をまき清める風習の始まりでもあり、門松の始まりでもあるらしい。
37回生 大久保記

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