2021年2月14日『ちょっとさるく』vol.22播磨・石乃寶殿さるく

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今日は天気も良く、高砂市のJR山陽本線・宝殿駅近くにある“生石(おおしこ)神社”に行ってきました。
日本三奇の巨岩『石の寶殿』がある神社です。国道250号線からやや狭い道を上ります。鳥居をくぐり参道坂を5分ほど登ると本殿が見えてきました。案内書に因れば、神社は西暦97年世の中が悪疫流行で危機的な状況にあったときに、十代崇神天皇の寝枕に現れた神様の「吾が霊を斎い祭らば天下は泰平なるべし」とのお告げにより創建されたということです。門をくぐると先ず眼に入ったのが『霊岩』。『石の寶殿』とは、このこと?この大きさ?いぶかしく思いながら、立て札を読んでみると「全身の力を込めて押した手で身体の弱いところをさすると御利益あり」と書かれていたので、早速御利益を期待して “押した手”で“頭”を念入りにさすりました。皆さんなら、どこをさすりますか。その後、正面本殿に向かって参拝。今の最大課題の“疫病退散”をお願いしました。『割本殿』となっている本殿下中央で100円の拝料を納めてその奥に進みます。
「わぁお!」。三方が岩壁に囲まれた空間の中央にデーンと『巨岩』が鎮座しています。圧倒されます。別名『浮き石』。水に浮いています。浮いているように見えます。大きさは四辺が約7mで高さは約6m、重量は約600tonにもおよぶそうです。被写体の『巨岩』が余りにも大きいので写真に収めることができません。とにかく、不思議な感じがする空間です。パワースポットと言われるのが分かります。周りが回廊になっていたので廻ってみました。
その後、右方の岩山に刻まれた階段を登り『巨岩』の上方に出ました。でかいことがよく分かります。本殿にも負けない大きさです。“生石神社”がある周辺には採石場が沢山あります。“宝殿石(竜山石)”と呼ばれるこの石は古代には石棺に使われていました。江戸時代頃から城の石垣や土台石等の建築構造資材として各地に出荷されています。池田輝政が築城した姫路城にも竜山石は多量に使用されたそうです。明治から昭和初期にかけて、優れた建築資材として国会議事堂、皇居吹上御苑、帝国ホテルその他のビルディング等に活用されたようです。
『石の寶殿の巨岩』、臨場感がうまく伝えられないのが残念です。しかし、期待を裏切らないスポットなので、是非!皆さんもお訪ねください。(25回生 松﨑 隆)

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