第30回さるく会は「歴史遺産と琵琶湖畔・大津さるく」です。 大津は、京都に近いこともあり、昔から人や物が往来する交通の要衝として栄えてきたところです。
今回は、大津にある重要文化財や国指定史跡等々を巡り、シバサクラが咲く琵琶湖畔を散策します。その他にも競馬の馬主達が祈願に訪れるという馬神神社や忘れられた大津城跡、昔の人が通った東海道など知らなかった大津を再発見できると思います。ぜひご参加ください。(21回生 鳥山記)
見どころを紹介いたします。
<義仲寺 (ぎちゅうじ) >
粟津(あわづ)の地で壮烈な最期を遂げた木曽義仲(室町時代末期に葬ったといわれています。江戸時代中期までは小さな塚でしたが、周辺の美しい景観をこよなく愛した松尾芭蕉が度々訪れ、のちに芭蕉が大阪で亡くなったときは、生前の遺言によってここに墓が立てられました。境内には、芭蕉の辞世の句や直筆の句碑など数多くの句碑が立ち、偉大な俳跡として多くの人が訪れます。境内全域が国の史跡に指定されていますが、特に、翁堂の天井画は、伊藤若冲が描いたと言われており、必見の価値があります。
<なぎさ公園のシバザクラ>
においの浜にある、なぎさ公園「なぎさのプロムナード」エリアには花壇一面にシバザクラが咲き誇ります。琵琶湖の青とのコントラストも美しく、湖岸散策を楽しむ市民や観光客に親しまれています。
<大津城跡>
安土・桃山時代に、豊臣秀吉が、坂本城にかわり、新たに大津城を築城しました。関ケ原の戦で、東軍(徳川家康側)に味方した城主の京極高次が、関ヶ原に向かう毛利元康の大軍を食い止めて時間稼ぎをしたという「大津籠城」は、勝敗を決める大きな要素となったことで有名です。徳川家康(1541-1616)が大津城で戦後処理を行ったこともよく知られています。この後廃城となり城は解体されましたが、城郭の資材は、彦根城や膳所城の築城に使われたといわれています。
<琵琶湖疏水>
京都への飲料水の供給と灌漑、水運、発電を目的として約5年の歳月をかけて明治23年(1890)4月に完成しました(第2疏水は明治45年(1912)に完成、全線トンネルで、延長7.4km)。全長11.1km、日本人だけの技術で、資材面などの困難を克服し、明治中期における日本土木技術の確立を示す画期的な事業といわれます。
<三井寺>
天台寺門宗の総本山で「長等山園城寺」と言います。境内に天智・天武・持統の三天皇の御産湯に用いられたとされる霊泉(井戸)があることから、「御井(みい)の寺」と称され、後に「三井寺」と通称されるようになりました。国宝の金堂を始め、西国第十四番札所の観音堂、釈迦堂、唐院など多くの堂舎が建ち並び、国宝・重要文化財は一〇〇余点を数えます。その他のみどころとしては、近江八景「三井晩鐘」や弁慶の引摺り鐘などがあります。
<大津事件の碑>
明治24年(1891)、来日したロシア皇太子ニコライが、警備中の巡査津田三蔵に斬りつけられた事件。ロシアを恐れる明治政府は、津田三蔵を大逆罪で死刑にするよう迫りましたが、 大審院長の児島惟謙の主張により、刑法どおり無期徒刑とし、司法権の独立を貫きました。 事件現場には、「此附近露国皇太子遭難之地」の碑が建っています。
第30回関西さるく会「滋賀大津 琵琶湖畔さるく」を実施します。春のうららかな琵琶湖の湖畔をさるいてみませんか。
◆日時:4月23日(日) 10:00集合 10:15出発
◆集合場所:JR膳所駅
◆コース:膳所駅~義仲寺~においの浜~大津城跡~琵琶湖疎水~三井寺~大津事件碑~JR大津駅(約6㎞)
※詳細は追って連絡します
◆参加自由。雨天決行。連絡不要。家族参加大歓迎。弁当持参。 レクリェーション保険加入。 気軽に参加できる同窓会活動です。
さるく会、18才の君がいる、僕がいる!
第30回滋賀大津 琵琶湖畔さるくの下見を実施します。今回も地域役員以外の方も参加できます。4月23日(日)のさるく会に参加できない方は奮って参加ください。
◆日時:4月1日(土) 10:00集合
◆集合場所:JR膳所駅
◆コース:膳所駅~義仲寺~においの浜~大津城跡~琵琶湖疎水~三井寺~大津事件碑~JR大津駅(約6㎞)
※地域役員以外の方は下記の通り通常のさるく会に準じた内容です。
◆会費:300円
◆参加自由。雨天決行。連絡不要。家族参加大歓迎。弁当持参。下見保険加入。
◆また今年から採用された「皆勤賞」の出席対象になります。
関西さるく会恒例のお花見を下記の要領で実施します。背割堤は全国的に有名な桜の名所です。はなとお酒と、そしておしゃべりで楽しいひとときを過ごしませんか。たくさんの参加をお待ちしています。(19回生 梅木記)
◆日時:4月2日(日) 10時集合
◆場所:京阪八幡市駅
◆花見の場所:背割堤 京都府八幡市八幡在応寺地先
◆その他:
連絡不要、会費無料、雨天実施、レクリェーション保険加入、
弁当とお酒持参(松花堂弁当3780円の希望者は3月29日までに梅木さん(090-8934-3759)に連絡)
※関西さるく会の皆勤賞の対象外です。
<背割堤のポイント>
桂川、宇治川、木津川は背割堤で三川合流し淀川となります。
歴史のひとコマとして、この地で千利休は茶の弟子細川幽斎に見送られ、川を下り、切腹の場所に赴いたというところでもあります。さもありらん、川はとうとうと流れ、舟はみるまもなく、闇に吸い込まれて行ったのでしょう。
ソメイヨシノは野生種、エドヒガンザクラとオオシマザクラの雑種なり。よって、基本的に種ができません。
だから、全国すべてのソメイヨシノは接ぎ木か挿し木でできたものです。いわゆるクローンです。ゆえにソメイヨシノの寿命はわりと短かい。吉野はヤマザクラですがその他は殆んどソメイヨシノです。
花は桜木、人は武士とうたわれた軍歌も桜はソメイヨシノ。この桜、お城のサクラや土手の上のサクラは立派です。かの地の土は盛り土にて、やわらかでかたくしまってません。水はけもいいです。
この条件にぴったりあうのが、背割堤です。かの地のソメイヨシノはいまや、全盛期かとおもわれます。関西の雄と言っても過言ではありません。
私達の故郷、ばってん長崎坂の町では桜の花見などあまりなかったようにおもいます。せいぜい、日見峠か大村公園だったでしょうか。日出ずる高校、天下に冠たる東高の同志と共に、この地で花見が出来るとは名誉の事なり。
そんな大げさなぁ~。
<もう一つお弁当について!>
近くに、京都吉兆、松花堂店があります。創業者、湯木氏、考案の松花堂あり、弁当もあります。私たちが区切られたお弁当を何気なくというか一般用語として使ってる、松花堂は江戸の文人、松花堂昭乗の種子、もみなど入れた小箱から湯木さんがつくたもんだったんですね。まあ、一度ご賞味しても、よかでしよう。御値段に合いましたら。税込み、3780円です。3月29日まで希望者は梅木まで連絡いただいたら、買い出し承ります。
お酒は各自、ご用意願います、駅にコンビニありますが、花見場所から、買いに行くのは不可能です。千鳥足では帰ってこれませんので、飲みたいと思うぶんや、同志に飲んで欲しいぶんはご持参願います。余ったら、千利休の送りに淀に流しましょう。
<雨天について>
雨天の時ですが、花も嵐も踏み越えてやります。傘とカッパをご用意願います。
19回生の梅木でした!






第29回は奈良県の高取土佐町雛めぐりさるくです。高取町は明日香のお隣の町。日本三大山城で有名な高取城の城下町です。その高取町土佐街道筋の町家100軒以上がお雛さまをそれぞれに展示します。御殿雛や稚児雛、そしてジャンボ雛などなど町内挙げてのおもてなしです。一見の価値あり!たくさんの参加を!
◆日時:2017年3月26日(日)10時集合 10時15分出発
◆場所:近鉄飛鳥駅
◆コース:近鉄飛鳥駅~檜隈寺跡~キトラ古墳(昼食)~高取土佐町(反省会)~近鉄壺阪山駅(6キロ)
◆アクセス:今回は遠いので10時2分到着の電車を案内します
◇大阪から:JR大阪 8:43発(環状線大和路快速奈良行)~JR天王寺着 8:59~(徒歩)~近鉄大阪阿倍野橋 9:20発(近鉄南大阪線急行吉野行)~近鉄飛鳥10:02着
◇京都から:近鉄京都 8:40発(近鉄京都線急行橿原神宮前行)~橿原神宮前 9:51着~橿原神宮前 9:58発(近鉄南大阪線吉野行)~近鉄飛鳥10:02着
もしもう少し早く着きたい方は
◇大阪から:JR大阪 8:17発(環状線西九条方面)~JR天王寺着 8:38~(徒歩)~近鉄阿倍野橋 8:50発(近鉄南大阪線急行吉野行)~近鉄飛鳥9:34着
◇京都から:近鉄京都 8:06発(近鉄京都線急行橿原神宮前行)~橿原神宮前 9:18着~橿原神宮前 9:30発(近鉄南大阪線吉野行)~近鉄飛鳥9:34着
◆会費:会費 300円
◆参加自由。雨天決行。連絡不要。家族参加大歓迎。弁当持参。 レクリェーション保険加入。 気軽に参加できる同窓会活動です。
さるく会、18才の君がいる、僕がいる!
第29回「高取土佐町雛めぐりさるく」のお知らせ第2弾です。今回の見どころは雛めぐりはもちろん、東アジア最古の現存する天文図で有名な「キトラ古墳」を見学します。昨年9月にオープンされた「キトラ古墳壁画体験館四神の館」では壁画(レプリカ)や発掘の歴史、そして古代の状況などが身近に体感できます。ご期待ください!
<檜隈寺跡>
5世紀に日本に渡ってきたとされる渡来人である東漢氏(やまとのあやうじ)の氏寺とされる古代寺院跡。東漢氏は飛鳥時代の権力者 蘇我氏と結びつき外交や軍事面で大きな影響力を持っていた。7世紀後半に金堂、西門が7世紀末に講堂、塔が造られた。寺の造営が2期に分かれるのは、当時の東漢氏の経済的消長を反映していると考えている。もとは西方に塔を挟んで南に金堂、北に講堂、中門は西門にあって特異だった。
現在は 於美阿志(おみあし)神社が建ち、塔跡には平安時代に建てられた十三重塔(重要文化財=上部欠落)が建っている。
<キトラ古墳>
キトラ古墳は、明日香檜前(ひのくま)の集落を越えた阿部山の中腹に築かれた古墳。亀虎古墳とも書く。7世紀末から8世紀初め頃に造られたと推測されている。二段の円墳で、上段が直径9.4m、テラス状の下段が直径13.8m、高さは上段・下段あわせて4mを少し超えるとされる。1983年に石室内の彩色壁画に玄武が発見されたのち、1998年に青龍・白虎、天文図、2001年には朱雀と十二支像が確認された。特に天文図は現存するものでは東アジアでは最古のものである。現在はカビなどの被害が発生していたため壁画ははぎとられ保存されている。円墳であり、四神を描いた壁画があることから高松塚古墳の「兄弟古墳」とも言われている。被葬者は未だに判然としていないが天武天皇の皇子(高市皇子?)、もしくは側近の高官の可能性が高いとされている。
<キトラ古墳壁画体験館 四神の館>
国営飛鳥歴史公園キトラ古墳周辺地区内にある体感型施設で、2016年9月にオープン。施設には、キトラ古墳壁画を保存管理する壁画保管室、古墳より出土した副葬品などを保存管理する出土品保管室、壁画を見学できる窓が設置された展示室などが配置されている。展示室からは、壁画を収蔵した状態で見学することができ、キトラ古墳の発掘調査で出土した遺物も展示している。実際の壁画は四半期ごとに期間限定で公開されるが今回はなし。地下1階の展示室は、キトラ古墳やキトラ古墳壁画を分かりやすく、楽しく学べる施設。また、別館の体験学習施設では、毎週土日祝日に「勾玉づくり」や、鳥の鳴くような音が出る「バードコールづくり」など、飛鳥の歴史や自然を体験できる様々なプログラムを体験することができる。
<高取土佐町 土佐街道>
6世紀、大和朝廷の労役で土佐の国からここに召しだされたものの、任務が終わっても帰るための旅費がなく帰郷できなかった者が住み着いたことからこの名前になったと言われている。江戸時代には日本一の山城と言われる高取城の城下町として、全盛期には500棟もの商家が並んだという。今なお連子窓を持った家がたくさんあり味わいある町並みとなっている。
<町家の雛めぐり>
2007年から、始まった「町家の雛めぐり」は、3月中に実施され今回で11回目。町あげてのイベントに発展し、約百軒の各家庭が室内や、軒先、出窓などにお雛さんを展示している。土佐街道沿いにある町家には、大切にしまわれている雛人形があり、どの「お雛さま」にも、その家の思い出や、親子の願いが込められていて、添えて飾られている色紙には、そんな“思い出”と“願い”が綴られている。また各家庭は色とりどりの花で迎えたり、ボランティアの出店など町民総出のすばらしいおもてなしとなっている。特にメイン会場の「雛の里親館」では何段にも飾られたお雛さまや、城下町をイメージしたお雛さま、そして町のみなさんがこの日のために作り上げたつるし雛などの展示に圧倒される。
第29回関西さるく会は奈良高取町の「キトラ古墳と町家の雛めぐり」です。その下見を下記内容で行います。今回はトライアルということで地域役員以外の方も参加できます。3月26日(日)のさるく会に参加できない方は奮って参加ください。
◆日時:3月5日(日) 10:00集合
◆集合場所:近鉄飛鳥駅
◆コース:近鉄飛鳥駅~キトラ古墳~高取土佐町(雛めぐり)~近鉄壺阪山駅(約6㎞)
※地域役員以外の方は下記の通り通常のさるく会に準じた内容です。
◆会費:300円、プラスキトラ古墳見学費用
◆参加自由。雨天決行。連絡不要。家族参加大歓迎。弁当持参。 下見保険加入。
◆また今年から採用された「皆勤賞」の出席対象になります。
◆アクセス:今回は遠いので10時2分到着の電車を案内します
◇大阪から:JR大阪 8:43発(環状線大和路快速奈良行)~JR天王寺着 8:59~(徒歩)~近鉄大阪阿倍野橋 9:20発(近鉄南大阪線急行吉野行)~近鉄飛鳥10:02着
◇京都から:近鉄京都 8:40発(近鉄京都線急行橿原神宮前行)~橿原神宮前 9:51着~橿原神宮前 9:58発(近鉄南大阪線吉野行)~近鉄飛鳥10:02着
もしもう少し早く着きたい方は
◇大阪から:JR大阪 8:17発(環状線西九条方面)~JR天王寺着 8:38~(徒歩)~近鉄大倍野橋 8:50発(近鉄南大阪線急行吉野行)~近鉄飛鳥9:34着
◇京都から:近鉄京都 8:06発(近鉄京都線急行橿原神宮前行)~橿原神宮前 9:18着~橿原神宮前 9:30発(近鉄南大阪線吉野行)~近鉄飛鳥9:34着
今回のさるく会は東アジア最古の天文図が描かれていたキトラ古墳見学と高取城の城下町だった高取土佐町の町家の雛めぐりです。たくさんの参加をお待ちしています。
◆日時:3月26日(日)10時集合 10時15分出発
◆場所:近鉄飛鳥寺駅
◆コース:近鉄飛鳥駅~キトラ古墳~高取土佐町~近鉄壺阪山駅(6キロ)
◆アクセス:今回は遠いので10時2分到着の電車を案内します
◇大阪から:JR大阪 8:43発(環状線大和路快速奈良行)~JR天王寺着 8:59~(徒歩)~近鉄大阪阿倍野橋 9:20発(近鉄南大阪線急行吉野行)~近鉄飛鳥10:02着
◇京都から:近鉄京都 8:40発(近鉄京都線急行橿原神宮前行)~橿原神宮前 9:51着~橿原神宮前 9:58発(近鉄南大阪線吉野行)~近鉄飛鳥10:02着
◆参加費用:・さるく会会費:大人300円、小中高生100円
◆参加自由。雨天決行。連絡不要。家族参加大歓迎。弁当持参。 レクリェーション保険加入。 気軽に参加できる同窓会活動です。
さるく会、18才の君がいる、僕がいる!
第28回さるく会は「滋賀五個荘さるく」です。
江戸時代、三方よし「売り手よし、買い手よし、世間よし」を経営理念とし、革新的な商法と不屈の精神で全国各地に行商して、やがて豪商となった近江商人たち。日本には、近江商人の流れを汲む優良な大手企業も多く、今回の「五個荘さるく」でその心髄の一端に触れることができたらと思っています。また五個荘は、日本遺産「びわ湖とその水辺景観―祈りと暮らしの水遺産」にも認定されており町歩きで日本の原風景を楽しんでもらえます。
また今回、特別展・初春の人気催事「近江商人屋敷でのひな人形めぐり」やNHK朝ドラ「べっぴんさん」のロケ地にもなりました近江商人屋敷の訪問なども楽しんでもらえます。
少し遠距離で普段はなかなか行けないところですが、おもしろい「さるく会」になると思います。ぜひご参加ください。
◆見どころ
①近江商人博物館
近江商人の経営理念、商法、家訓、教育など、また地域の歴史、暮らし、文化をさまざまな角度から展示紹介している。現在なお息づく近江商人の軌跡を感じ取れる。企画展示室では、江戸時代から明治・大正・昭和初期の近江商人の雛人形を一堂に展示。流行ととともに変わるお雛様の形や表情を見ることができる。また、以下の各近江商人屋敷でも商家に伝わる御殿雛などの家宝雛を始めとして、古くは江戸時代から、現代の創作雛人形まで約100組が飾られている。
②中江準五郎邸
明治38年~昭和初期、朝鮮半島や中国で約20店舗の百貨店を築いた。この邸宅は中江家4兄弟の末の準五郎の本宅。また、蔵の中には五個荘が生んだ郷土人形・小幡人形と全国の土人形を多数展示している。今回の雛人形展に合わせて、雛匠東之湖氏が製作したびわ湖をモチーフにした創作雛「清湖雛」が飾られている。
③外村宇兵衛邸
文化10(1813)年に独立経営、主に呉服類を商う。明治期には全国の長者番付に名を連ねる。明治29年頃の隆盛時には、主屋・書院・大蔵など、蔵が十数棟立ち並んだ。現在の母屋は万延元(1860)年築。
④外村繁邸
明治28(1895)年、4代目外村宇兵衛の妹みわに婿養子吉太郎を迎えて分家したのが始まり。東京日本橋と高田馬場に呉服木綿問屋を開き、活躍した。吉太郎の三男は、私小説家として知られる外村繁。繁は、一時家業を継ぎ商人となるが、文学を志し弟に家業を託す。「草筏」「筏」「花筏」など近江商人を題材にした小説や自らの人生をつづった多くの作品を残した。昭和10年「草筏」は第1回芥川賞候補となった。
なお、ここはNHK朝ドラ「べっぴんさん」のロケ地にもなりました。
⑤藤井彦四郎邸
藤井彦四郎(1876-1956)は、近江商人の三代目藤井善助の次男として生まれ、後に分家して藤井糸店を創業。当時珍しかった人造絹糸の「小町糸」の発売、「スキー毛糸」の製造販売など時代を敏感にとらえて、一代で成功した。近江商人の典型とも言われる。この屋敷では、倹約、勤勉、誠実で全国に雄飛した五個荘商人の歴史資料や生活文化資料も多く展示されている。びわ湖を模した池泉廻遊式の大庭園は素晴しい。(客殿・洋館は県指定文化財、庭園は市指定名勝、その他は国登録文化財)
⑥大城神社
高皇産霊神や菅原道真公が祀られている。近江の大豪族・佐々木氏の守護神として信仰された。佐々木氏は宇田天皇の後裔とも言われており、その子孫には六角氏や京極氏などがいる。
(13回生 山口記)
今回はJR能登川駅までのアクセスと五個荘でのロケ情報を紹介します
<アクセス>
JR姫路(新快速米原経由近江塩津行) 7:21 ~三ノ宮 8:05 ~大阪 8:30 ~京都 9:00 ~能登川 9:41
<五個荘金堂町外村繫邸=見学予定>
なんとNHK朝の連ドラ「べっぴんさん」の五十八(いそや)さんの実家です。今週(2/6~)は五十八さんが倒れたということで家族が見舞うシーンがありました。「べっぴんさん」を見ている方、また見ていない方も大いに楽しめると思います。またその他にも「ごちそうさん」や少し古いですが「エラいところに嫁いでしまった」・「愛と死をみつめて」のロケ地にもなっています。