今月は初参加の二人も加えた20名が南河内の「旧家の生きた博物館」と言われる富田林寺内町をさるきました。
電車の遅れもあり10時半ごろ富田林きらめきファクトリーを出発。
「夫婦善哉」の作者織田作之助の碑やPLタワー、旧田中家住宅など、寺内町さるくの始まりです。
メインストリートの城の内筋を南下し、この町発祥のお寺、興正寺別院へ。どっしりした構えはまさにこの町の核としての存在感を放っていました。
さらに豪商の家並みが続く路地を散策。まるで江戸時代にタイムスリップしたようです。
また展望広場からは二上山、葛城山、金剛山の山々を遠望。奈良県側から見るのとまた違った趣でした。
じないまち交流館でのお弁当タイム。それぞれのテーブルでは故郷や母校の話など、時には懐かしい長崎弁も交え楽しい会話が飛び交いました。
続いてNHKの朝の連ドラにも登場した重要文化財の旧杉山家住宅を見学。江戸期の町家建築を色濃く残した屋内や見事な書画(ほぼ読めませんでした(笑))や、風情たっぷりの庭など、みなさん興味津々です。なかでも滝を思わせるように咲き誇る萩の花にはくぎ付け。
最後は寺内町の歴史空間を写生しているたくさんの画家さんたちの作品を垣間見ながらお待ちかねの工場直営のバンリノハルビアホールへ。
出来立てのおいしいビールと楽しいおしゃべりはまさに至福のひと時。時が停まったかのようでした。
今回のさるく会もまさに地域再発見。思い出に残る一日となりました。
福地定義記(19回生)