当日の詳細内容は「お知らせ」をご覧ください。 (37回生 大久保記)
なお下記にそれぞれのポイントを紹介いたします
①平等院(世界遺産):
1052年、関白藤原頼通の創建。この年は末法初年で、末法思想が貴族や僧侶らの心をとらえ、極楽往生を願う浄土信仰が社会の各層に広く流行していました。翌年1053には阿弥陀堂(鳳凰堂)が落慶し、堂内には、平安時代の最高の仏師定朝によって制作された丈六の阿弥陀如来坐像が安置され、華やかさを極めたとされています。(以上、平等院HPより)
下見で久しぶりに訪れましたが、2014年に外装修理されたばかりの鳳凰堂はとても華やかで見事でした。一度も火災にあうことなく今に伝わっているとのことで、創建当時に想いを馳せることができます。内部拝観で間近に見上げる阿弥陀如来像はとても端正で気品に溢れており、壁面の52体(半数が本物)の雲中供養菩薩像と共に美しく独特な世界観を見せてくれます。池越しに鳳凰堂を望まれる際は正面の窓枠をご覧下さい。阿弥陀如来像のお顔が少しだけ覗いています。鳳凰堂全体と屋根上の鳳凰は、10円玉と1万円札のモチーフです。庭園の梵鐘は昔の60円切手のモチーフです。ミュージアムでは、雲中供養菩薩像(半数)、梵鐘、鳳凰など、国宝の本物を間近に鑑賞できます。魅力満載の平等院です。初めての方も、そうでない方も是非ご鑑賞下さい。
②宇治上神社(世界遺産):
本殿は平安時代後期の建立で、神社建築としては現存最古とされる。内殿は左殿(向かって右)に菟道稚郎子命、中殿に応神天皇、右殿(向かって左)に仁徳天皇を祀る。国宝指定。拝殿は鎌倉時代前期の建立で、寝殿造の遺構といわれる。切妻屋根と庇屋根の接続部で軒先の線が折れ曲がっており、こうした形を縋破風(すがるはふ)と称する。周囲に榑縁(くれえん)をめぐらし、内部は板床と天井を張り、蔀戸を多用した住宅風の構え。国宝指定。(以上、Wikipediaより)
とても上品で美しい神社です。屋根の形が造形的で印象に残りました。
③三室戸寺(あじさい寺):
西国観音霊場十番の札所で、本山修験宗の別格本山。 770年、光仁天皇の勅願により、三室戸寺の奥、岩淵より出現された千手観音菩薩を御本尊として創建。6月には『アジサイ園』に50種・10000株の西洋アジサイ、額あじさい、柏葉アジサイ、幻の紫陽花・七段花等が咲き乱れ、『あじさい寺』とも称される。本堂前の『蓮(ハス)園』には、250鉢の色とりどりの蓮(はす)が咲き、有名な大賀ハス、古代バスなど100種が6月下旬より8月上旬にかけて咲き、さながらその光景は極楽浄土のようで、『蓮(ハス)の寺』とも言われる。(以上、三室戸寺HPより)
アジサイ園の一面の紫陽花は見事でした。26日も花は残っていると思います。この寺に限っては、しっとりした紫陽花が楽しめるので、雨天の方が好ましいかもしれません。