No89 横山恵理 51回生 「東高・龍馬コースで学んだ3年間」

 長崎東高校第51回生の横山恵理です。陸上部でご縁をいただいた松下暁先輩から襷を頂戴できたこと、とてもありがたく嬉しく思います。松下先輩も、私も、英語人文コース(通称・龍馬コース)で学びました。松下先輩は、龍馬コース第1期生として、私たち後輩が進むべき道を作ってくださいました。

 さて、「龍馬コース」という言葉に馴染みがない方もいらっしゃるかと思います。1995年、総合選抜制度が一部改編され、「英語人文コース」(龍馬コース)と「数理科学コース」(シーボルトコース)が設けられました。3年間同じメンバーで、それぞれが得意とする学びを深めることができるコースです。

 在学中、先生方からいただいたお言葉は「平成の龍馬たれ」というものでした。当時、21世紀を迎えようとする時代に、様々な困難に直面しても果敢に挑戦し続けよ、という思いがこめられていたように思います。龍馬の名のもとに学んだ3年間、恩師(岡田一幸氏)からは「筋道の通った考え方の枠組みをもつこと」、「自分はなぜこのテーマを学ぶのかという強靱な問題意識をもつこと」もご指導いただきました。この3年間での学びは、現在、現代社会を生きることと古典籍という文化的遺産がどうつながるのか、新しいアイディアを模索している私の指針ともなっています(注)。学び・仲間において、貴重なご縁をつくってくださった東高に感謝する日々です。

(注)普段の活動はこちらをご参照ください。(大阪工業大学「研究室VOICE」)

https://www.oit.ac.jp/japanese/voice/joho/detail.php?id=201902001

 次は、第72回生の武藤里奈さんに襷をつなぎます。