2017年6月25日(日) 第32回関西さるく会を実施しました

 

写真左上から①出発前のミーティング(倉田さん)、②河合神社(大久保さん)、③糺の森で記念写真(大久保さん)、④下鴨神社みずみくじ(大久保さん)、⑤下鴨神社で記念写真(手嶋さん)、⑥みたらし団子屋(大久保さん)、⑦・⑧賀茂川(手嶋さん・大久保さん)、⑨(倉田さん)、⑩上賀茂神社で記念写真(大久保さん)、⑪上賀茂神社茅の輪めぐり(大久保さん)、⑫上賀茂神社細殿と立沙(手嶋さん)

 6月25日(日)に第32回関西さるく会「京都・賀茂川さるく」が開催されました。
「古都京都の文化遺産」として 世界遺産に登録された下鴨神社と上賀茂神社に立ち寄り、平安時代に想いを馳せながら同窓と共に賀茂川沿いをさるくという趣向です。今回は、地域役員の19回生の大石さんと21回生の鳥山さん、そして、37回生の大久保会長が世話役となり企画・運営されました。

 10時に京阪出町柳駅に26名が集合。出町柳は、賀茂川と高野川の合流地点。大久保会長の説明によると、鯖街道の終点であり洛中への入り口としての重要拠点であったとのこと。1200~1300年も前から、若狭から鯖や鯛などの魚介類を京都や奈良に運んでいたらしい。今まで何気なく通過していましたが、いきなりの地域再発見。さるく会、勉強になりますね。

 10時15分出発。暫らく北上して河合神社へ。方丈記の作者で有名な鴨長明はこの神社の禰宜の二男。この神社は美麗の神様として女性にも人気。お参りした後の女性陣が一段と美しく見えたような気がしたのは私だけ?

河合神社から、葵祭の流鏑馬が行われる馬場や、2本の木が途中から1本に結ばれている連理の賢木(れんりのさかき)を見ながら、糺(ただす)の森の中を北上し、下鴨神社へ。ここで記念撮影。それぞれ自由に境内を散策。国宝、重文の社殿が並んでいます。舞殿は、葵祭で舞楽が奉納される場所。境内の御手洗社前の池は、葵祭斎王代みそぎの儀が行われます。その池の水泡の形に着想し、5つの団子で人の形を模したものが、みたらし団子です。神社近くの「加茂みたらし茶屋」に立ち寄り、団子をゲットして満面の笑み。

 賀茂川沿いの公園で昼食。みたらし団子も美味しくいただきました。昼食後は、五山を眺めながら賀茂川沿いをさらに北へ上がっていきます。御園橋付近で賀茂川を離れ、社家の家並みを楽しみました。社家は賀茂川の水を取り込んで禊の水などに利用していますが、ここで大久保会長から、賀茂川の水位低下によって水の流れが変わっている部分があるという説明。
 そして、終点の上賀茂神社へ。長い直線コースの馬場は加茂競馬(くらべうま)が行われる場所。境内の細殿の前の円錐形のふたつの立て砂は、神さまが降臨した神山を模したものだそうで、頂には松葉が立ててあります。これが、鬼門に砂をまき清める風習の始まりでもあり、門松の始まりでもあるそうです。色々と勉強になりますね。
 終了後は、少し北上して、MKバイキングで反省会。食券方式で、バイキング食事550円。生ビール1杯250円。つい先ほど昼食だったはずなのに皆さん食欲旺盛。ビールもグイグイ!そう言えば、今日の反省をしていなかったような?
 反省会が終了する頃から、外は土砂降りの雨。暫らくの雨宿りの後、鴨川沿いを少し下って市バスを利用して北大路へ。ここからそれぞれ家路へ。
 梅雨時のさるく会。途中、傘をさす時間帯もありましたが、概ね天気が持って良かったですね。  
世話役の皆さん、ありがとうございました。お疲れさまでした。     23回生手嶋記

2017年6月18日(日) 岡野雄一さん(20回生)の講演会が行われました

 去る6月18日(日)神戸長崎県人会(会長:古野電気創業者・古野電気名誉相談役 古野清賢)の総会において、長崎在住の漫画家岡野雄一さん(20回生)の特別講演会が実施されました。当日は関西同窓会からも同期5名の方々も含め12名が参加。
 講演は経済的に恵まれなかった子供の頃に始まり、酒乱の父がトラウマになっていたこと、両親と、本人息子との4人に蜜月時代が訪れたこと。父の死を境に母の認知症が始まり、昔、父から逃げていた母が父の幻を追うようになったこと、など今の自分の考え方、生き方の基礎となった出来事が語られました。
 後半は、自作の歌と演奏の時間。1日が長い事、短い事を歌った『寺町坊譚(ぼんたん)』、グループホームでの母の歌である『ホームスイートホーム』、最後はアンコールに応えて(ご本人の弁=ギャグ)『どんげんでんなる』、生きていればどうにでもなる。というご本人の人生におけるテーマを作品にしたものともいえるものでした。小柄な体つきに似合わない大変迫力のある歌声でした。ある人は、激しかったけど、聞いていると味わいがあったと評しています。
 若いころ、父のため苦労していた母や町を捨てて、東京へ出て行ったことが、後悔の念となり、自分を長崎に帰らせ、母といっしょの時間を過ごしたいと思わせたのではないでしょうか。その優しい人柄、やさしさが漫画にも表現されています。そして壮絶な介護の現場にさえホッとした安らぎを与えてくれた講演会で県人会のみなさんも本当に感動した様子でした。
 一方高校時代岡野さんと美術部で同じだったという関西同窓会のMさんとは40数年ぶりの再会とのこと。互いのペコロスの頭を眩しげに見つめ合い、自慢合戦?の一コマも。
 ご一緒した二次会でも「温かくて、濃い時間だった」と、また県人会に対しても「会の温かさを感じた」との感想をいただき、そのやさしいお人柄が偲ばれました。19回生 太田記

2017年6月9日~11日 有志で九重山に登山しました

写真左上から扇が鼻分岐 東高メンバー、久住山、久住山山頂、ミヤマキリシマ 平治岳、坊ガツル湿原、甲子園山の会 平治岳山頂

 6月9日~11日に、長崎東高同窓生4名で甲子園山の会の登山計画に便乗し、九州の名峰、九重連山に登ってきました。今回の登山の目的は、名花ミヤマキリシマを訪ね、名湯をはしごすること。そして、山を通じて交流を拡げるとともに友情を深めること。
 19回生の梅木敬冶さんがリーダーを務め、長崎東高同窓会から21回生の鳥山賢治さん、25回生の松崎 隆さん、23回生の手嶋が参加。梅木さんが主宰する甲子園山の会からは5名の方々が参加されて、総勢9名のグループ登山となりました。
 9日の夕刻、神戸港(六甲アイランド)に集合。フェリーさんふらわあ号に乗船し航路大分へ。船内で夕食を食べながらの自己紹介。梅木さんの巧みな進行で皆さんすぐに和んで意気投合。計画はスムーズにスタートしました。
 翌10日も快晴。早朝に大分港着。JR大分駅まで移動し、2台のレンタカーに分乗。山なみハイウェーを通り一路、牧ノ戸峠へ。牧ノ戸峠は登山客で溢れ、駐車場も大混雑。ところが幸運なことに待つこともなく空きスペースを確保。どうやら参加メンバーの中に幸運を運んでくる有難い御仁が居るらしい。
ザックや靴などの登山道具を入念に点検し、しっかりと準備運動。高まる気持ちを抑えながら登山開始。ゆっくりと歩を進めて徐々に高度を上げていくと待望のミヤマキリシマの群生が見えてきました。更に高度を上げて沓掛山を越え、扇が鼻分岐へ。ここを過ぎると円錐形の姿の整った久住山(標高1786.5m)が目の前に迫ってきます。久住分かれまで来ると、精鋭で颯爽とした品のある山容に「さすが百名山!」と納得するほどの感動です。暫らく眺めた後、頂上へアタック。最後の急登を登り切って頂上に立つと眼前には雄大な絶景が広がりました。この達成感!まさに登山の醍醐味を味わう瞬間です。さらに大事に運んできたリンゴがまた格別の美味!頂上での贅沢な至福のひと時に思わずありがとう!
 名残を惜しみながらの下山。岩場を慎重にそろりそろりと下り、今夜の宿泊先、法華院温泉山荘へ。到着すると早速、温泉で汗を流して夕食。山荘とは言えその品数の多さにこれまた感動。デザートまで付いています。ここでも、またまた幸運なことに、シーズン中にもかかわらず個室を2部屋確保。それぞれゆったりとしていて、皆さん、良く乾燥した布団で気持ちよく朝まで爆睡。
 最終日の11日。満開のミヤマキリシマをもっと見たい!朝から小雨。梅木さんとサブリーダーの藤井さんの判断で、当初予定の大船山(だいせんざん)登攀から見頃情報の平治岳(ひいじだけ:標高1643m)登攀に予定変更。小雨の中、ぬかるんでいる火山灰の道を淡々と歩き、やっとの思いで山林を抜けると目の前に、山一面を紫紅色、桃色、そして薄紅色の絨毯を敷き詰めたような光景が広がりました。丁度、そのころから雨が上がり薄日もさして、光が当たった平治岳は、山全体がより鮮やかな紅色に変化しました。ミヤマキリシマが咲き誇る山くれないの中をさらに登って山頂に立ち、またまた感動!頂上に立つ人みな酔っているようでした。幸運はまだまだ続いています。
 余韻を残しつつ坊ガツル湿原まで下山。もう天気は快晴。緑広がる湿地帯を吹き抜ける爽やかな風の中での昼食。持参の餅が入ったラーメンはここだけの味。眼もお腹も大々満足。
 さあ、帰りを急ごうということで長者原へ。長者原からは2台のレンタカーに分乗。途中、別府温泉に寄り道して泥湯に浸かってさっぱりして、更にJR小倉駅へ。21:09発の新幹線に乗り換えて帰路へ。
 梅木さんの強いリーダーシップのもと一つに纏まり、随所に幸運も手伝って、当初の目的を全て達成することができました。坊ガツル讃歌が心に沁みる素晴らしい登山と相成りました。
 最後に、甲子園山の会のメンバーの方々、このような機会にお誘いいただきありがとうございました。23回生手嶋記 

2017年6月3日(土) 第32回関西さるく会の下見を実施しました

写真:左上から糺の森、下鴨神社楼門、下鴨神社御手洗社、鴨川、社家の家並み、上賀茂神社御手洗川、上賀茂神社細殿と立砂、上賀茂神社競馬コース。

6月3日(土)に第32回さるく会「鴨川さるく」の下見を実施しました。参加者は、19回生Oさん、21回生Tさん、37回生大久保の3名。下見の結果、次のようにコースを確定しました。

出町柳駅(集合)⇒河合神社⇒下鴨神社⇒鴨川(昼食)⇒社家の家並み⇒上賀茂神社(解散)⇒反省会(MKバイキング)あるいはバスで帰宅。

出発地は出町柳。今回、ここが福井からの鯖街道の終点、すなわち、洛中への入り口でもあることを知りました。実は地理的に意味ある場所だったと、地域再発見です。そこから北上し、河合神社へ。方丈記で有名な鴨長明ゆかりの神社です。この神社は美麗の神様として女性にも人気。境内にはヤタガラスをお祭りする任部社(とうべのやしろ)もあり。サッカー必勝の神様です。
そこから、葵祭の流鏑馬が行われる馬場や、2本の木が途中から1本に結ばれている連理の賢木(れんりのさかき)を見ながら、糺(ただす)の森の中を北上し、下鴨神社へ。下鴨神社、上賀茂神社のいずれも豪族加茂氏の氏神で、世界遺産です。御所の鬼門を守る社でもあります。葵祭は、567年、風雨激しく五穀が実らなかったことを加茂の神々の祟りと考えて祭礼を始めたのが由来とのことで、御所を出た行列は、下鴨神社を経由し、上賀茂神社に向かいます。下鴨神社の境内には、国宝、重文の社殿が並びます。舞殿は、葵祭で舞楽が奉納される場所。境内の御手洗社前の池は、葵祭斎王代みそぎの儀が行われます。その池の水泡の形に着想し、5つの団子で人の形を模したものが、みたらし団子です。神社近くの「加茂みたらし茶屋」で団子が買え、とても美味でした。当日も、希望者はご案内いたします。
昼食後は、五山を眺めながらの、川風そよぐ、気持ちの良い鴨川沿いをさるきました。御園橋付近で鴨川を離れ、社家の家並みを楽しみました。鴨川の水を取り込んで利用していますが、水の流れに関しては、ブラタモリ的な楽しみ方もできるところです。
そして、終点の上賀茂神社へ。長い直線コースの馬場では加茂競馬くらべうまが行われます。境内の細殿の前の円錐形のふたつの立て砂は、神さまが降臨した神山を模したものだそうで、頂には松葉が立ててあります。これが、鬼門に砂をまき清める風習の始まりでもあり、門松の始まりでもあるそうです。
終了後は、少し北上して、MKバイキングへ。約100名収容可です。予約はできませんでしたが、3時前後は空いてるとのことですので、反省会はここでOKです。食券方式で、バイキング食事550円。生ビール1杯250円です。3人で乾杯しました。
帰宅は、MKタクシーに分乗するか、少し下って市バスを利用すればよいことを確認。
以上で下見終了です。なかなか面白いコースだと思います。梅雨の最中ですが、どうぞ奮ってご参加下さい。37回生 大久保記