2017年2月25日 喜田信代さん(19回生)が下記の書籍を出版されました

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 関西トーク会(19回生)の会員で札幌市在住の喜田信代さんが下記の書籍を出版しました。

天主堂建築のパイオニア 鉄川與助 ― 長崎の異才なる大工棟梁の偉業」。日貿出版社 A5版375頁、2800円+税

彼女は「赤れんが」に魅せられ、日本の煉瓦のルーツ長崎や全国各地のレンガ建築などを見学し、煉瓦と人のかかわり、煉瓦の基礎知識、煉瓦の積み方などを研究。2000年には「日本れんが紀行 -れんが組みの面白さに魅せられて-」を出版しました。その一部は日本生活文化史学会や日本建築学会でも発表するという全国的にも煉瓦に関して一目置かれる存在です。その後は放送大学大学院や東京工業大学大学院、札幌市立大学大学院を修了し、2016年にはデザイン学博士号を取得。

そして今回「日本教会建築の父」とも称される「鉄川與助」の偉業を紹介する書籍を出版されました。

同期会ではいつも控えめで、やさしい気遣いをしてくれる彼女が、こんなすごい人だとは・・・!同期一同驚いています。

すばらしい内容です。また故郷の先人の書籍です。ぜひご一読ください。近所の図書館に購入申請して借りるのも便法だと思います。

<内容詳細>

九州の最西端、五島列島には50を超える教会が在る。その多くはキリシタンたちによって、禁制から解放された明治・大正期に建てられた。それでは、いったい誰が教会を建築したのだろうか。その代表的人物が大工棟梁の鉄川與助。外国人宣教師の指導の元、西洋の建築技術と和風の伝統的工法を融合させ、独自のスタイルで多くの教会を建築して「日本教会建築の父」とも称される。「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」を世界遺産に登録する動きの中で與助の建てた教会も構成資産に含まれ、再注目されている。本書は生涯を天主堂建築に捧げた與助の偉業を『手帳』や資料を参考に紹介する労作である。

 

目次 :

第1章 鉄川與助の生涯と業績

第2章 建築技術者・棟梁 鉄川與助の仕事―天主堂・学校・寺院

第3章 新しい建築材料と長崎の天主堂

第4章 宣教師が伝えた教会建築

第5章 天主堂の請負と工事費の清算

第6章 棟梁の暮らし―與助の『手帳』覚え書き/ 資料編

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