2024年6月30日(日)第76回関西さるく会「彦根城さるく」を実施しました

雨の中、JR彦根駅に14名が集まりました。今回は彦根城を下から上まで、端から端までさるきました。
まずは、彦根駅西口にある井伊直政公の騎馬像にご挨拶、いざ出陣。

【井伊直政公の騎馬像】

 

 

 

 

 

 

 

 

城の入り口である表門を目指します。約20分で到着、ここで観覧券を購入いよいよ城攻めです。

表門を入ると急な登り坂が続きます。石段も不規則に組まれており、一気に駆け上がれないようになっています。

【彦根城までの急な登り坂】

我々は当然、無理。急な坂を登り詰めたところにあるのが天秤櫓です。敵を攻撃撃するのは勿論、ここに架かっている廊下橋を壊すと本丸へはすすめなくなります。

【天秤櫓】

さらに登り、太鼓門櫓を通過すると目の前は天守閣(国宝)です。丸みをおびた唐波風や切妻波風を駆使した屋根は、他の現存天守にはない美しさがあります。残念ながら、今回は工事中のため中へは入れませんでした。

【廊下橋での集合写真】

天守閣を背景に集合写真を撮った後、西の丸三重櫓に移動。内部は急な階段が二つありミニ天守を経験できました。西の丸の広場は最高のロケーションで、絶好の昼食場所なのですが雨のため断念、逆に雨のため閉店していたお店の軒下を借りて無事昼食をとることができホットしました。

【軒下で雨宿り】

帰りは表門を目指して一気に下ります(行きはよいよい、帰りは恐い)。表門まで帰り着いて、隣にある彦根城博物館を見学。
井伊家伝来の美術工芸品・武具・古文書だけでなく、能舞台や、江戸時代さながらに再現された表御殿では藩主の居間や茶室も見ることができました。博物館を出ると雨も上がり、「ひこにゃん」登場まであと15分ということわかり待つことにしました。「そんなに待つの~」の人も、会えてからは「ひこにゃ~~ん」と満足いただいたようです。

【ひこにゃんイベント】

      【ひこにゃんと天守閣を背景に】

気分転換したところで、馬屋(当時21頭つながれていた)、佐和口多聞櫓を見学し、江戸前期に作庭された玄宮園に向かいました。天守背景の集合写真は、雨が上がっていたので池の水面に映る天守も撮れた最高の1枚です。

【佐和口多聞櫓の見学】

【玄宮園の散策】

【玄宮園での集合写真】

最後はJR彦根駅前でいつものお楽しみ会。参加された皆様、お疲れ様でした。ありがとうございました。
23回生田部

5月26日(日) 鶴見緑地公園さるくを実施しました

34年前の1990年に「国際花と緑の博覧会」、通称「花博」が開催された鶴見緑地をさるきました。花博後は咲くやこの花館などの記念施設を残して都市公園として整備され、「花博記念公園鶴見緑地」と呼ばれています。

日曜日とあって飲食や小物の露店が並んだマルシェや大道芸などが行われていて、折からの好天で大勢の家族連れやカップルで賑わっており、市民の憩いの場と呼ぶに相応しい場所でした。夏日で汗ばむ陽気の中、17名が4kmあまりを元気にさるきました。

先ず今回の目玉である咲くやこの花館へ。砂漠から高山、熱帯から南極・北極にわたり、世界中すべての地域から集めた5500種、15000株に及ぶ珍しい植物が目を楽しませてくれました。普段植物にあまり触れない人にも興味を抱かせる展示の数々です。また当日の特別企画としてさつきの展覧会も行われており、愛好家が丹精込めた作品も彩りを添えていました。子供向けのクイズラリーに挑戦するメンバーもいて、完答賞の珍しい植物の写真を貼ったシールをゲットしていました。そのあとは花博時に屋外ホールであった花さじきで昼食タイム。思い思いに階段席や円形ベンチに弁当を拡げて腹ごしらえをしました。日陰を選んだので思いのほか爽やかな時間を過ごせました。

昼食後は馬を見ようと、乗馬クラブのある乗馬苑へ。しかし残念ながら昼休みで馬もお休み中。そのまま山のエリアへ進みました。ここには花博時の各国のパビリオンが遺構として残されています。建物が残っているものは殆どありませんが、彫刻などでお国柄を表わす物が残るパビリオン跡があり、またそれらの周辺には色とりどりの花が植えられて目を楽しませてくれていました。カメラ映えする遺構では集合写真をパチリパチリ。

  

せせらぎが造られた日本庭園を経てバラ園へ。色とりどりのバラの花が美しく咲き乱れていました。

この辺まで来るといささか疲れ気味の人もいましたが、すぐ横にある人工ながら大阪市の最高峰である標高39mの鶴見新山に登山。低くはあるが花博時には四方の景色が素晴らしかったとのこと。今は周辺の木が伸びてしまっていますが南西方向は今も見晴らしが良く、あべのハルカスが遠くに見えました。鶴見新山を下山して花博以前からあったというオランダ風の風車前で集合写真撮影。

 

 

ここでさるく会の目的地は終了しあとは恒例のお茶会へ。鶴見緑地の近辺には適当な場所がなく、最初の訪問施設である咲くやこの花館の中にあるレストランでお茶会をすることに。冷たいドリンクで、夏日の中歩いて火照った体を冷やしながら楽しいお喋りに興じて今回のさるく会の幕を閉じました。

 

19回生 村井記

4月28日(日)長居植物園さるくを実施しました。

今月は17名が参加していざ大阪舞洲のネモフィラ鑑賞へ。ところが連絡バスを待つ人
達は300mという長蛇の列。加えて舞洲は交通渋滞でバスが帰って来ないとのこと。一方
電車からは続々人は降りて来る。

【バス停前の長蛇の列:大久保さん撮影】

決断!!長居植物園へ行先変更!
 長居植物園も大賑わいですが広い園内は収容力完璧。

【大池を眺めながら昼食】

木陰での昼食のあとはネモフィラ園を観賞。写真を撮ったり撮られたりと楽しいひと時を過ごしました。
続いて咲き始めたバラ園やシャクヤク園を観賞。美しい花々を眺めたり、珍しい花の名を覚えたりするみなさんの笑顔は最高でした。

【ネモフィラ園での記念写真】

そして万葉のみちやメタセコイヤの林を涼みながら抜けるとオオデマリやコデマリがお出迎え。心が和むひと時です。
     

大池沿いのスイレンを眺めたのを機に誰彼となくお茶会の声が。やっぱりさるくのメンバーは花より団子ですかね(笑)

 

…ということで植物園近くのファミレスへ一直線。なんとか17名の大所帯も受け入れてくれ、スイーツとお酒に分かれてのお茶会。咲き誇る花々の余韻をお供におしゃべりは
弾みます。
バス待ちの長蛇の列に圧倒され急遽変更した長居植物園さるく。今回も心に残る一日となりました。

【咲き誇る花々】

 

2024年3月31日(日)関西さるく会特別行事「篠山城で花見」を実施しました

令和6年3月31日、特別行事報告
篠山城跡で花見(参加者7名)
例年にない桜の開花が遅い中、篠山城跡の桜はチラホラ咲きもまだ見えぬ、蕾の赤みが際立つ頃合いでした。
残念と思いきや、そこは名門、東校同窓会のメンバー花より団子です。
家康の天下普請のもと、外様の西国大名を使い、穴太衆の石垣を見ながらの花見酒。
桜吹雪の中、酒坏に浮かぶ花びらに、御年75年の夢を見るとはいきませんが青春時代がよみがえります。
[君たちがいて、僕がいた]花の東高です。でも実は暗い東高でした。
ありがとう!何か知らんけどありがとうです。
ほろ酔いながらの大久保会長の熱弁がひかりました。
熱い想いの花見でした。

さるいたコースは
日本最古の木造裁判所法廷が残る篠山市立美術館、
江戸時代の源氏物語の色鮮やかな絵巻もすばらしい
地酒、鳳鳴のほろ酔い酒蔵巡り
篠山城跡の天守からの眺め
妻入り商家群の町並み
1609年築城の篠山城、今に至る413年の時を経て、我が東高のメンバーと歩き、吹く風と桜の蕾に思いを残し車中の人となりました。楽しくて面白い、東高のさるく会でした。
19回生 梅木
(写真の説明)
写真1,2:篠山市立歴史美術館にて
写真3〜5:酒蔵の鳳鳴にて
写真6〜9:篠山城跡にて
写真10:妻入り商家群にて

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2024年3月24日(日)第73回関西さるく会「兵庫 龍野さるく」を実施しました。

龍野さるく行状記
桜の蕾もまだ固い3月24日、雨模様の中8名の参加を得て、兵庫龍野さるくを実施しました。白壁の古風な雰囲気を漂わせる町をぜひ訪れたいと熱心な龍野ファンの方もおられました。本龍野駅に集合のあと、兵庫県下では大きさ上位にランクされる清澄揖保川を渡ります。ここに架かる橋(龍野橋)のたもとは、映画寅さんシリーズの第17作目(1976年)「男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け」のロケ地の一つにもなっています。
 最初の目的地龍野城址を目指します。城下は折しも龍野ひなまつりの最終日に当たり、今日まで町家や店舗などで、古くからのものや大小様々なひな人形が美しく飾られていました。60か所の会場があるようです。そのうちの一つの会場となっていたお店に入りました。立派な雛飾りを見た後、これも名物となっている醤油まんじゅうを買い、昼食時に皆さんと食べることにしました。童謡赤とんぼの作詞者三木露風の生家を抜け、龍野城址の一つ埋門(うずみもん)から中に入りました。城は戦国時代に龍野のシンボル鶏籠山(けいろうざん)の頂に築かれたものが、江戸時代に平城としてほぼ現在の位置に移されました。城を背景に桜の景色を想定していましたが、固い蕾は我々の思いを受け入れてくれませんでした。
 次の霞城館(かじょうかん)には龍野が生んだ三木露風や哲学者三木清他の文化人の遺した資料や文献、晩年を送った館などが展示されていました。白壁の土蔵や塀に囲まれた道を上って、次の聚遠亭(しゅうえんてい)野見宿禰(のみのすくね)神社の麓まで急ぎます。聚遠亭にある茶室は、時の天皇から賜ったものを移築したものと伝えられ、御涼所を含め城主だった脇坂家ゆかりの建物です。前庭からの眺望絶佳は、この施設の名称の由来ともなっているようです。野見宿禰神社は日本書記にも出てくる、相撲の祖と言われた野見宿禰を祀った神社で、栃錦や若乃花など歴代の多くの横綱が訪れ石碑や玉垣も残っています。神社までは行かず、桜並木の小径を通って龍野公園へ。ここで昼食です。公園も、もう一週間あとであれば多くの桜の花が見られたことかと・・・。
 昼食後は、赤とんぼの歌詞の碑や作者三木露風の像に見入った後、武家屋敷資料館へ。天保年間に建てられた建物は近年になって修復され、城下町のまちおこしの一翼を担っています。
 うすくち醤油資料館では、昭和初期まで使用していた桶、樽などの道具や資料が展示されており、昔の醬油づくりに想いが行きます。昼食時に食べた大好評の醤油まんじゅうを、ここで購入することができ女性軍大満足でした。最後は大正時代に建てられた、レンガ造りの大正ロマン館へ。ここを後にJR本龍野駅から姫路へ向かい、お茶酒会のあと解散しました。
 白壁の古い建物が残った静寂で趣のある佇まい、豊かな詩情をたたえた龍野の地に、参加者大満足の様子でした。道中寅さんの撮影現場も併せて案内させていただきました。貴重な資料を提供していただいた25回生松崎さんにお礼申し上げます。
                             19回生 太田康美 記

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(写真の説明)
写真1_揖保川
写真2_しょうゆ饅頭のお店
写真3_龍野城址
写真4_街歩き1
写真5_聚遠亭
写真6_龍野公園にて昼食
写真7_赤とんぼの歌碑
写真8_うすくち醤油資料館にて
写真9_街歩き2
写真10_大正ロマン館

2024年2月25日(日)第72回関西さるく会「京都 壬生さるく」を実施しました

2024年2月25日(日) 第72回関西さるく会「京都 壬生さるく」
小雨降る中、JR京都駅に集合した計11名にて、3か所の屯所跡など壬生周辺の新選組ゆかりの地をさるきました。
 まずは3番目の屯所跡、堀川塩小路の不動堂村屯所跡を探したところ、リーガロイヤルホテル前だけでなく、塩小路沿い約200mの範囲に複数の屯所跡表示を発見。
屯所の広大さを感じました。
油小路を北に上がると、伊東甲子太郎が暗殺された油小路事件の碑、そして海援隊士・陸援隊士が紀州藩の三浦休太郎らを襲撃した天満屋事件の碑
血生臭い幕末を想いました。
 次は2番目の屯所跡の西本願寺太鼓楼。新選組の大砲訓練の音にお寺は迷惑したそうです。
それで、お寺が次の屯所の建築費用を負担して新選組に出て行ってもらったのかと納得。
西へ進むと日本最古の花街の島原
島原大門をくぐって、現役置屋の輪違屋、芹沢鴨が乱暴狼藉を働いた角屋など、昔ながらの建物が残る通りをさるきました。
 北上し、光徳公園で昼食をとったあとは壬生寺へ。
壬生塚の近藤勇像、歴史資料室での新選組関連展示を拝見し、新選組がこの地に実際にいたことを史実として感じました。
 さらに北上して最初の屯所跡の八木邸、旧前川邸へ。
八木邸は希望者の方のみに有料拝観して頂きました。
芹沢鴨暗殺現場の刀傷を見て、ガイドもとても分かりやすく、新選組の理解が深まったとのこと。
屯所餅と抹茶もついてて、とてもよかったと絶賛でした。
次回立ち寄った際は私も拝観しようと思いました。
 最後に伊藤甲子太郎らが埋葬された光縁寺に立ち寄って、四条大宮にて今回のさるくを終了しました。
 結局ずっと傘をさしっぱなしで生憎の天気でした。
でも、ご参加の皆さまには「新選組の歴史や行動範囲がよくわかり、歴史好きとしてはうれしかった」「約6年間の新選組の活動がわかった」とご満足のご様子で、案内役としては胸をなでおろしました。
幾層もの歴史が積み重なる、魅力的な京の都。
今回は幕末の新選組を感じた一日でした。
ではまた、どこかの時代の京をさるきましょう。。。お楽しみに!

(次回行事お知らせ)
・定例行事3月24日(日)「兵庫 たつのさるく」
・特別行事3月31日(日)「兵庫 篠山城跡で桜花見」
後日、ご担当の方からご案内頂く予定です。
どうぞお気軽にご参加下さい。
大久保(37回生)記

写真1:不動堂(3番目の屯所跡)
写真2:油小路事件の碑
写真3:天満屋事件の碑
写真4:西本願寺太鼓楼(2番目の屯所跡)
写真5:島原大門
写真6:島原の角屋
写真7:光徳公園で昼食
写真8:壬生寺
写真9:壬生塚
写真10:旧前川邸(最初の屯所跡)

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2024年1月28日(日)第71回関西さるく会「奈良・東大寺さるく」を実施しました

1月28日.さるく会、東大寺を歩く
寒さも落ち着き、元気な若人12名参加でした。
近鉄奈良駅の行基像噴水をスタート。
国際語、飛び交う雑踏の中、鹿の群れをかき分け、かき分け,あの鹿せんべい、人も食えるんやろかなぁー、200円はチト高いなぁ—。
まずは東大寺南大門金剛力士像に軽いジャブを受けて、東大寺ミュージアムへ。
入口横には3.3mの大仏さんの右手と左手のレプリカが迎えてくれます。
中のほとんどの寺宝は国宝です。
穏やかで清楚な雰囲気に包まれた日光、月光菩薩像の美しさはもう右ストレートパンチです。
おっとっと、そんなにゆっくりしては体がもちません!先をいそぎます。
これまた国宝、八角燈籠あたりから見上げる大仏殿、金色の鴟尾(しび)を屋根につけた高さ49m。
圧倒的大きさで私たちにせまります。
中にはいると、大仏さんは慈悲にみちた眼差しで、私たちを包んでくれます。
光背の大きさにも、広大な宇宙を感じひと回りして、大仏殿をでます。
ふり向き、ふり向きなごり残しながらも、昨日、山焼きのあった若草山ふもとの東屋で昼食。
さるく会再開後の完歩証の表彰式もありました。
そのつわ者は太田さん、村井さん、藤本さん(19回生)、福地さん、大久保さん。
賞状と記念品いただいて満面の笑みです。

東大寺後半です。
法華堂(三月堂)では展示の九体、秘仏一体、なんとすべてが国宝、その中心に不空羂索観音菩薩立像(ふくうけんさくかんのんぼさつりつぞう)。
まさに仏様の世界です。
お水取りの二月堂へ進み、舞台からは古都奈良の街並みがみえます。
今回の東大寺さるくはお堂はあと一つ 戒壇院です。国家鎮護の守護神、四天王がおられます。
もうこれだけの仏様におあいしてKOパンチもらい、気持ちふらふらです。
最後の力ふり絞って奈良県庁屋上の展望台へ。
今日歩いたコースを一望し、間近に興福寺の五重塔を見て、下山です。
二部の会場サイゼリアに急ぎました。
記 19回生 梅木

写真1:近鉄奈良駅に集合
写真2、3:大仏殿
写真4、5:二月堂
写真6:二月堂裏参道
写真7:戒壇院
写真8:県庁屋上(山焼き翌日の若草山)

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2023年12月17日(日)第70回関西さるく会「兵庫 灘の酒蔵めぐり」を実施しました

前日までの天気と打って変って一気に下がった気温の中、14名の参加を得て「灘酒蔵めぐり」さるくを実施しました。
3回目となりますが、初めて参加の方もおられました。
 本日の行程は、集合地の阪神魚崎駅から真っ直ぐ南下し、その後東端の浜福鶴吟醸工房を皮切りにほぼ直線的に西に向かい5つの酒蔵をめぐるコースです。駅から神戸一の清流住吉川河川内にある「清流の道」を南下、この河川の上流には谷崎潤一郎の「細雪」の舞台となった倚松庵(いしょうあん)や白鶴美術館などがあります。最初の浜福鶴吟醸工房では、当館名物杜氏の宮脇米治さんの説明と、米治さんの酛(もと)すり唄の名調子に合わせ、代表して法被姿のOさんが酒造りを体験。その後工房の案内をしていただき、最後は搾りたての生酒(試飲)を美味しくいただきました。
 次に予定していた櫻正宗は、時間が押したため見学を断念し菊正宗酒蔵記念館へ。
ここでは昔の酒造用具と工程の見学と説明を受けました。酒造りには六甲おろしの冷気が必要だった。このため醸造小屋は北側の窓を大きく取っていた。酛すり唄は作業の時間を計るためのものだったなど。また店先の新しい杉玉は、新酒のできたことを知らせるための目印だとか。販売はしていないという原酒などの試飲の後、少し離れた御旅公園で昼食を取りました。
 午後からは白鶴酒造記念館へ。インバウンド客のため国内の団体客は受け付けないと言うところ、下見の際のFさんの尽力により見学が実現しました。
昔の酒造りの工程や道具など見入った後、搾りたての純米原酒など3種類のお酒を試飲。本日最後の酒蔵は神戸酒心館(福寿)です。醸造蔵の見学は12月11日(年内)までということで見学できず。土産の酒や酒まんじゅうなどの買物と利き酒を済ませました。
 酒蔵のあと最後の訪問地神戸甲南武庫の郷で甲南漬(奈良漬)など買ったあと、本日の道中酒を1本だけ買った、3本買ったりしてリュックがパンパンなどの会話が飛び交っていました。
行程の途中、講道館柔道の創始者嘉納治五郎(菊正宗や白鶴酒造など嘉納財閥御三家の一つ)生誕地の碑や処女(おとめ)塚古墳なども道中を彩ってくれました。
 最後の最後は、阪神新在家駅近くのお好み焼き屋で、全員参加のもと忘年会と合わせ今年の行事を締めくくりました。
来年もいいさるく会ができることを祈りつつ。 19回生 太田康美 記
写真1、2:浜福鶴吟醸工房
写真3、4:菊正宗酒蔵記念館
写真5~7:白鶴酒造記念館
写真8:神戸酒心館
写真9:おとめ塚古墳
写真10:神戸甲南武庫の郷

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2023年11月26日(日)第69回関西さるく会「大阪府池田市さるく」を実施しました

 古くから北摂文化の中心として栄えてきた大阪府池田市の文化施設、遺跡、公園をさる
きました。最近では最多となる19名が阪急池田駅に集合。雲一つない好天に恵まれ、早朝
は寒かったものの、さるき始めた頃には暖かく感じるほどになって絶好のさるく会となり
ました。
 先ずインスタントラーメンを世界で初めて世に出した安藤百福を記念するカップヌード
ルミュージアムへ。午前10時を少し回った時間なのにすでに大勢の家族連れやカップル
で賑わっており、その人気ぶりがうかがえました。ここはチキンラーメンやカップヌード
ルの自作が売りですが、予約が必要だったり時間がかかるためパスし、見学のみとしまし
た。

写真1:カップヌードルミュージアムで集合写真

 

 

 

 

 

 

 

 

 次は池田城址公園へ。ここは室町時代から戦国時代にかけて池田市域一帯などを支配し
ていた地方豪族、池田氏の居城跡地を公園にしたものです。お城のやぐら風の展望休憩舎
が造られていて、めいめい展望休憩舎からの景色を楽しんだり、庭園を散策したりしまし
た。色着いたモミジやイチョウ、この時期に花を咲かせる寒桜が目を楽しませてくれました。

写真2:池田城址公園

写真3:池田城址の展望休憩舎

写真4:池田城址の展望休憩舎からの景色

 そのあとは市民の憩いの場である、五月山の中腹にある五月山公園へ。好天の日曜日と
あってベンチとテーブルは早くも満席、いつものように地面に敷物で昼食を楽しみました
。昼食としばしの休憩で皆さん元気を取り戻し、20分ほど登ったところにある秀望台へ。
急な階段を喘ぎながら登った後に待っていたのは大阪から神戸、宝塚に及ぶ絶景大パノラ
マ。展望台につきものの景色の案内がないため、「あべのハルカスはどれか」などと皆で
見当をつけあっていました。

写真5:五月山公園にて休憩中

写真6:秀望台に向かって

写真7:秀望台に到着

写真8:秀望台からの景色

写真9:秀望台にて集合写真

 五月山公園の次は阪急電鉄、宝塚歌劇団、東宝などの創設者である小林一三の記念館を
訪問。五月山公園には無料でオーストラリアの珍獣ウオンバットやワラビーを見ることが
出来る動物園がありますが、予定の時間を過ぎたので結局誰も訪れることなく去りました
。記念館は小林一三の居宅を見学用に整備したもので、居宅の内部や茶室、庭園、氏の業
績を紹介する展示の数々があります。昭和史に名を遺す政治家、実業家、芸能人との交友
関係を示す展示には皆さん特に興味を惹かれたようでした。

写真10:小林一三記念館前で集合写真

 この次は最後の訪問地として落語みゅーじあむに行く予定でしたが、疲れも手伝ってお
茶会への期待が勝り、「みゅーじあむ」はパスして最終地である池田駅へ向かうことに決
定。
行楽日和とあって空いている店探しは難航しましたが、やっとファミレスで無事にお茶
会をすることが出来ました。登り坂が多くて結構しんどいさるく会でしたが皆さん満足し
て帰宅されたと思います。 

19回生 村井記

2023年10月22日(日)第68回関西さるく会「藤原京さるく」を実施しました

爽やかな秋晴れのもと11名が参加して奈良橿原市のおふさ観音、藤原京跡、八木町をさるきました。
八木駅を出発し飛鳥川を東進するとおふさ観音。
提灯に飾られた境内にはバラやかわいいメダカたちでいっぱいでした。
続いて藤原京跡藤原京資料館へ。ガイドさんから藤原京の模型を見ながらの説明。
みなさん真剣に拝聴しました。
そして今回最大の見どころ、300万本のコスモスを観賞。
畝傍山を背にした記念写真の後は思い思いに秋の贈り物を楽しみました。
昼食は醍醐池の土手。耳成山を見ながらのお弁当は格別でした。
昼食後は古代の国道、下つ道を経て八木町へ。
ここは江戸時代にお伊勢参りや吉野詣でなどで賑わった交通の要所。
下つ道と横大路が交差する旅籠(札ノ辻交流館)を見学。
ガイドさんによるお伊勢参りの内容や客室などの説明を熱心に伺いました。
さらに奈良県一のビルというミグランスの展望室へ。
ここからは今回さるいた藤原京跡はもちろん、畝傍山などの大和三山、葛城山、金剛山などの山々の眺望を楽しみました。
これで本番終了!
あとはいつもの有志によるお茶会。ビールが190円というのに惹かれて焼肉屋へ。気持ち良いさるくのあとのビールとおしゃべりは最高のひと時となりました。
(19回 福地記)
<添付写真>
1.大和八木駅でコース説明。
2.おふさ観音 参加者のみなさん
3.おふさ観音 彩が美しい提灯。蒲原さん撮影。
4.藤原京跡資料館。模型越しのみなさん。
5.コスモスとともに。バックは畝傍山。
6.コスモスとススキのコラボレーション。バックは天香具山。
7.稲刈りが終わったばかりのあぜ道を歩く。大久保さん撮影。
8.横大路と下つ道の交差点にある旅籠。
9.旅籠(札ノ辻交流館)でガイドさんによる説明。
10.旅人の目印になった講の看板。蒲原さん撮影。
11.奈良県一高いビル、ミグランス。
12.ミグランス展望室から耳成山を眺望。